ノエルVSノエル兄
13巻以上に兄弟対決が増えた14巻ですが、前巻の続きから、まずユノ擁する妹チームが完全に舐めてる
うぬぼれ騎士団一般団員のノエル兄を最終的に圧倒して勝利をおさめます。
この巻は、そこそこの地位を得てる団員まで自尊心の固まりとか自惚れ屋だらけで、
各騎士団の今後が心配になる様相です。
ミモザVSミモザ兄
続いてアスタチームの試合、ここでも兄妹対決が勃発、ミモザとキルシュです。
キルシュは凄く絡みづらい感じのナルシストキャラです。どう育てたら
ミモザとキルシュのような分岐の仕方をするのか謎でしかありません。
前の試合から3人で協力する気ゼロのザクスですが、試合会場を特定し前の日から
徹夜で(魔法の)罠を仕込んでいたという、卑怯なのか努力家なのか分からないことをしてい
たことが発覚します。
これに対しアスタは、ザクスが頑張ってはった罠ごとふっ飛ばして、「3人で協力しろ、作戦
はあんたが考えろ」と、ゴン=フリークスばりの丸投げをぶっこみます。
ただその理由も「白夜の魔眼を倒すため、ロイヤルナイツに入るために出てんだからチームと
して戦って勝たなきゃ意味がない」とまともな主張。
これにはザクスも「あんたのために協力するんじゃないんだからねっ!」みたいなツン
デレレスで返し、協力が決定。
早速、わざとらしい感じで追い詰められるアスタですが、罠を看破したと勘違いしたキルシュ
が不用意に近づき、魔法ではなく物理で掘った穴に落ちます。
ここで岩石を落としてじゃじゃん拳を決めていたら完璧でした。
いったんキルシュを倒したところで、今度は同じ団の先輩、マグナパイセンと
アスタの戦い。当然のように野球勝負になりますが、最終的にクリスタルそのものに
罠を貼ったザクスに軍配。ミモザの活躍もあり、アスタチームが勝利します。
ザクスの能力は汎用性もあるし、今後チーム戦の機会がまたあると、ワールドトリガーみたいにチーム戦を
より面白くする人員として面白そうです。
フィンラルVSフィンラル弟・ランギルス
最終戦もやはり兄弟対決。ですがここだけは弟の方がうぬぼれ騎士団です。
ここは特に兄弟の関係性が明白で、才能で凌駕する弟と、能力はないけど家族以外には弟より慕われるフィンラルの構図。
弟がかなりこじらせてるようで、スタートから本気で殺しにきます。
フィンラルもみんなの予想に反し善戦しますが、最終的に完全に闇落ちした弟ランギルスが勝利します。
アスタ組VSランギルス
暴走の止まらないランギルスに対し、魔法帝はあえて止めずにアスタとの戦いを開始させます。
「無意識の裏切り者」という、いつの間にか操られてました状態の団員がいる可能性があり、
それがランギルスかもしれないため、そのまま様子を見るためでした。
下等とか下民とか、特別な僕とかヴェルタースオリジナルとかうるさいランギルスに黙って
いられなくなったザクスが動き、ここで彼の過去が発覚。
過去のキレイなザクス
やはり彼の過去も階級差別に基づく辛いものでした。
アスタとザクス、2人の下民の協力が貴族様を倒してこの巻は終了します。
まとめ
チームトーナメントもこれでかなり進み、いよいよ数試合を残すのみとなりました。
ただ魔法帝の言うとおり、ランギルスに何かしら取り憑いていた場合、大会は中断となり
再び白夜の魔眼との戦いが始まるかもしれません。
また、この巻で兄と弟(妹)、あるいは貴族と下民という構図の戦いが続いたため、今後は
それぞれ壁を超えた協力体制へと進んでいく展開になりそうです。
そうなってくると、それぞれの能力がどうチームプレイに役立ってくるか、という観点で見ても
白夜戦はこれまでより面白くなること間違いなしです。
それからザクスが負けた3人に説教じみて、弱点を指摘していくところは、今後リーダーに目覚める
伏線なのかもしれず、この部分は個人的にとても楽しみです。
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