[おすすめ紹介]元アシスタントが描く、ドラえもん制作エピソードが満載の一冊!「むぎわらしんたろう/ドラえもん物語~藤子・F・不二雄先生の背中~」あらすじと感想

 

ドラえもん物語は、むぎわらしんたろう先生が、月刊コロコロコミック創刊40周年記念

作品として前後編に分けて発表された作品です。

むぎわら先生は、長年、F先生のアシスタントをされていた方で、93年からは

チーフアシスタント、F先生が亡くなり、大長編ドラえもんを途中まで。独立後は

「ドラベース」を連載するなど、最もF先生と長く付き合ってきた、現漫画家の1人です。

 

あらすじと登場人物

あらすじ

ドラえもんを生み出した漫画家、藤子・F・不二雄先生と、ドラえもんが大好きで漫画家を志した青年の感動の物語が、ついに単行本化!
藤子・F・不二雄先生の最後の弟子、むぎわらしんたろう先生にしか描けない藤子F先生の知られざる素顔を、初公開となる直筆資料を交え描き出す!!

 

登場人物

 

むぎわらしんたろう・・・作者本人。藤子不二雄の作品を読んで感銘を受け、

漫画家を志す。自身の描いた漫画がコロコロで賞を

獲った縁で、藤子プロに入社する。

 

藤本先生・・・誰もが知る。ドラえもんを生み出した大先生。むぎわら先生だからこそ

表現できる、色々な一面を本作で見せる。漫画家感を出すために

いつも取材の時だけベレー帽を被る。

 

 

 次々と飛び出す、F先生とのエピソード

この作品は、むぎわら先生の自伝的作品でもあり、数年前にヒットした「ブラックジャック

創作秘話」で描かれた手塚先生のような、本人以外から見たF先生を描いたドキュメンタリー

的作品でもあります。

後の大物漫画家だらけだったラスボスの巣窟「トキワ荘」を扱った多くの作品には、

当然出てくるF先生ですが、当時のアシスタントから見た先生というのは、珍しいパターン

だと思います。

むぎわら先生とF先生のエピソードがたくさん紹介されますが、

中でも感動したのは、

むぎわら先生が描いた原稿を、F先生が見るエピソードでした。

 

 

実物写真を交えてのエピソードなんですが、その内容にも、それをむぎわら先生が

大切に取っておいている事自体も含めて、良いエピソードです。

 

それから細かい秘話エピソードも散りばめられていて、その例として、のび太のママの

旧姓って「片岡」なんですけど、それが決まった経緯なんかも描かれています。

 

 

全5巻ある、「ブラックジャック創作秘話」と比べると1巻のみなのでボリュームは

少ないですが、それでも先生の趣味や、執筆活動以外での姿など、非常に濃い内容

になってると思います。

 感想

今作で一番印象に残ったのが、途中でF先生が亡くなって、むぎわら先生が引き継いだ

ねじ巻き都市冒険記」のエピソードでした。

このエピソードを知らずに小さいときは、途中から画がいきなり変わって、違和感が

凄かった記憶があるのですが、むぎわら先生が、F先生を引き継いで描くことで、

これほど大きな重圧と戦って、あれを完成させてたなんて全く知りませんでした。

 

それだけに、今回このエピソードを知って、ねじ巻き都市以降の印象が大きく変わり

ました。これほどドラえもん愛の強い方が、苦悩しながら描いていたなんて・・。

 

今になってそういった新しい発見をすることが出来た作品です。

ドラえもんが好き、F先生の作品が好きな人で、まだこれを読んでない方がいたら

是非読んで欲しいですね。絶対損はしません!

 

 

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