[おすすめ漫画] ほぼ自叙伝?父のかくしごとコメディー 3つのおすすめポイント「久米田康治 / かくしごと」作品紹介と感想

作品・作者に関して

タイトル:かくしごと

掲載雑誌:月刊少年マガジン (2016- )

作者:久米田康治

代表作→かってに改蔵 (1998-2004)

   →さよなら絶望先生 (2005-2012)

あらすじ

ちょっと下品な漫画を描いてる、漫画家の後藤可久士先生は、一人娘の姫ちゃんが何にもまして、最優先。そんな親バカの後藤先生が、この世で1番恐れていることは、娘に仕事がばれること。漫画家だなんて知られたら、もしかしたら娘に嫌われるのでは!? アシスタントや編集者を巻き込んで、今日も心配症の後藤先生の1日が始まります!

久米田先生は、数々のヒット作を

世に送り出し、アニメ化作品も

多数あります。その作品の中でも

さよなら絶望先生は、本作へと

連なるギャグの形を確立させた

作品として有名です。

 

かくしごとは、原作を担当した

じょしらく以来のアニメ化が、

2020年に決まりました。

おすすめポイント

・親ばかな父のかくしごと
・ほぼ実話!久米田節のギャグ
・意味深な描き下ろし

親ばかな父のかくしごと

主人公の後藤可久士は、漫画家で

娘にはそれを隠している一児の

父です。

とにかく娘を溺愛しており、自身の

描く下ネタの多い漫画は良くないと

いう思いから職業も中身も隠してい

るのですが、それがバレそうになっ

たり、うっかり知られそうになり

ながらも奮闘するギャグ漫画です。

 

ほぼ実話!久米田節のギャグ

親子2人の設定以外は、基本的に

漫画家あるあるを中心に描かれて

いくのですが、あるあるの殆どは

久米田先生自身の実体験に基づく

もので、エピソードの区切りの度に

その解説が入ります。

そのため漫画家としての可久士は

実質久米田先生本人で、ある意味

本作は自叙伝とも言えます。

 

意味深な描き下ろし

作品のほとんどは、ギャグ調で

進んでいきますが、単行本の

冒頭とラストには、作品の本編

よりもあとの未来を描いた物語が

掲載されていて、そこを読み進め

ていくと、その後親子やその周り

の行く末が少しずつ明らかになる

構成になっています。

 

 

1巻感想・まとめ

とにかくギャグ濃度が濃いです。

久米田先生の作品をすでに読んだ

ことがあれば、あのまんまです。と

言えますが、

たまにまともになるのが新人アシの

芥子くんくらいで、基本的に全員が

ボケのパターンです。というか全員

変わり者で、全員それぞれ周りに

合わせずに自由にやってる状態に

漫画家あるあるを重ねてるような

感じなので、ハマる人にはハマり

ますが、合わない人もいるかも

しれません。ひとつ言えるのは

情報量は多いけど深く考えずに

見るべし、ということです。

 

個人的には仕事場に公安が来た

話が、先生の本編後の語りとの

あわせ技で爆笑しました。

 

ちょっと下品な漫画を描いてる、漫画家の後藤可久士先生は、一人娘の姫ちゃんが何にもまして、最優先。そんな親バカの後藤先生が、この世で1番恐れていることは、娘に仕事がばれること。漫画家だなんて知られたら、もしかしたら娘に嫌われるのでは!? アシスタントや編集者を巻き込んで、今日も心配症の後藤先生の1日が始まります!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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