決着。ジェントルの過去
前巻から続く、ジェントルの雄英への
侵入を阻止する戦いが決着します。
デクの新しい戦い方、自分の力を
飛び道具のように使う方法の
初チャレンジで、ジェントルを
追い詰めましたが、ここでラブラバが
個性を発動。
「最も愛する人ひとりを短時間
パワーアップさせる」というもの。
ヒロイン適正ありすぎな個性がよりに
よって、ジェントルに適用されるという
悲しい現実。
パワーアップしたジェントルが逆転すると
思いきや、デクの文化祭を成功させたい
という思いが上回り、デクが勝利します。
この間で、ラブラバとジェントルの過去が
出ますが、どちらもやはり、道を誤る原因あり。
特にラブラバの方は、ストーカー気質な
依存体質なせいで、過去にキツイ振られ方をして
いて、本人に悪意はないのに、よりによって
受け入れてくれた人が犯罪者であったため、
彼もまた自分の前からいなくなってしまうという。
ジェントルの方も、正直彼の過去には余りに
色々間違ったことしてるので感情移入は
出来ませんが、ラブラバに対しては、全く
壁を作らず受け入れてあげて、最後には
とにかく彼女のためを思っての選択をし
続けたところは、名の通り紳士的で
良かったなと思います。
結局この2人のエピソード、後に何かしらで
意味を持ってくるのか、再びヒーローとして
登場してくるのか、少し楽しみです。
文化祭、開幕!
無事に開幕した文化祭ですが、A組の
催しもスタート。とにかくここは
耳郎がメイン。
数名除いて、A組のメンツが個性を
これでもかと生かした演出のシーンと、
耳郎が照明を浴びながら全力で歌い
のけるシーン、どちらも見開き
2ページの圧巻の迫力です。
いつかアニメ化して登場すると思いますが、
ここは、まだアニメ化してない中でも、
特に映像が待ち遠しいシーンの1つです。
そしてイベント最後に、笑顔を取り戻した
エリの姿を見て、涙するミリオの姿が個人的に
ベストショットでした。
エンデヴァーとホークス
いったんここで一段落し、全員で
ヒーロービルボードチャートJPを見ます。
いわゆるヒーローランキングみたいな
ものですね。ワンパンマンでいえば、
S級5位みたいな。今回出てくるのは
基本10位まで。
ちなみにマウントレディは
23位のようです。
このランキングには、過去に登場した
シンリンカムイやベストジーニストが
ランクインする中、
今回の注目のヒーローも。
ホークス
今回2位に輝いた男です。
10代初のビルボードトップ10入りを
経験し、性格はかなり曲者。
今回からマイトがいなくなり、
順当にエンデバーが2位ですが、
そのエンデバーにも平気で軽口を
叩いたり煽ったりしちゃう。
これだけだったら、ただのヤラレ役ですが、
彼は地元で人気があり、更にエンデヴァーと
会話しながら、荷物持って歩道橋の上り下り
するおばあちゃんを助けたり、人を助けるのが
生活の一部化しているため、自賛することも
なく、自然なヒーロー。ただまだ若干底を
見せていない部分がかなり不安を感じさせる
キャラだと思います。
そんなホークスとエンデヴァーは、ホークスの
地元(方言やあからさまなヒーロー名からして
福岡でしょうけど)にて会合。
どうやら脳無が各地で出没してるという噂が
流れていることを話しますが、ここで
ピンポイントで、その脳無に襲われます。
ホークスは救助活動にまわり、
エンデヴァーVS脳無ハイエンドが勃発。
この脳無は、ハイエンド(意味:最上級)
というくらいだから、脳無最強の部類で、
戦いながら相手の動きや戦い方を学習をし、
会話も出来ます。
18巻で父兄参観状態で、轟の様子を見守る
などだいぶ丸くなってきたエンデヴァー。
いきなり場面変わって轟一家が初登場?を
して、父に言及したり、自身の能力の
弱い部分を説明したり、家族の顔が思い
浮かんだりと、かなりよろしくない
フラグ乱立で、脳無ハイエンドによって
致命的なダメージを受けてこの巻は
終わります。
まとめ
デクのバトル、日常回、他のヒーローの
バトルと盛り沢山な巻でした。
この巻で、エリに加えて久々に洸汰も
登場しますが、振り返るとデクは、
この2人はヒーローに、ではなく明確に
デクに憧れや好意を抱いている子達であり、
デクが守る⇔憧れる対象に成長しているんだな
と思うと感慨深いですね。
この巻でも立派に2人のヒーローらしい
振る舞いが出来ています。
他方、エンデヴァーが退場へのカウントダウンが
始まってるような事態になっていますが、
次巻への希望としては彼にはまだ倒れて
ほしくないですね。
轟たちとも、まだ良い方向に少しだけ舵を
切り始めたところですし、エンデヴァー自身も
かわいいところが散見されるようになって
きましたしね。
相手が、ヴィランとして何の面白みもない
脳無なので余計にそう感じます。
この作品、ジョジョのような、お互い個性を
生かしたバトルが魅力の1つだと思ってますが、
彼らは平均的にステータスが強化された感じで、
個人的にはあまり好きではないです。
でも脳無達も、進撃の巨人の無垢巨人ような
事情が後で判明すれば、評価は変わると思います。
それからホークスは、このままちゃんと味方なら
凄く好きになれそうなヒーローです。
なんか含みがあるというか、エンデヴァーが
彼に呼ばれたその場で脳無に襲われますし。
まだちょっと様子を見たいところです。
最後に次巻は、エンデヴァーがどうなるのか
ってところが焦点になりそうですが、
その結果次第で、一気にまた本筋のバトル編に
戻るのか、また修行鍛錬パートが
スタートするのか決まると思います。
2回目になりますが、無事でいてほしいですね。
オールマイトのようにリタイアも
してほしくないです。
希望も含めて、21巻に期待です。
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