[おすすめ漫画]王道スポーツ漫画と真逆、追われる側の苦しみを描く物語「魚豊/ひゃくえむ。 1巻」作品紹介と感想

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作品・作者に関して

ひゃくえむは、マガジンポケット

にて連載の作品です。

魚豊先生は、バクマン。を読んで

漫画家のなり方を学び、この世界に。

そしてカイジで描かれるような勝負の

世界に惹かれ、今回のひゃくえむの

ような作品を描き始めました。

先生は既存のスポーツ漫画とは少し

表現の仕方が違っていて、

それは下記の、先生自身のtwitterにも

ある作品にも表れています。

この作品の構図も、ひゃくえむに

おけるトガシと小宮に少し似ている

といえるかもしれません。

 

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天才の"リアル"

ひゃくえむはイコール「100m」

陸上の100m走の話です。

主人公であるトガシは、特に

何の努力もせずに生まれつき足が

速い”天才”でした。大会では全国1位、

それだけで人は集まってくるし

他が駄目でも足が速いことが彼の

アイデンティティー。

 

そんな彼がある日、イジメられっ子

の転校生、小宮の走ってるところに

遭遇、彼に走るアドバイスを与え

始めてから一気に動き出す物語です。

 

まず第一に、初めから天才で人気者

全国一位スタートという主人公自体

結構珍しいです。

特にスポーツ漫画においては、

素人だったり、才能あるけど誰も

気付いてないだったり、必ずどこか

抜けているポイントからスタート

するのが主流です。

ですが、ひゃくえむは頂点スタート

そこから、自身の能力や心の葛藤と

戦っていくのです。

 

普通の漫画だったら小宮が主人公です。

ですが、この作品はあえてトガシを軸に

しました。

弱いところからスタートしたものには

逆に理解出来ない、天才の苦しみを

描いていくストーリーでもあります。

 

 

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なぜ走るのか

この作品、陸上に関して

走り方など細かい技術の話は

あまり出てきません。

かといって精神論のみで話が

進んでいきません。

というか精神論にしても前向きな

ものより負の感情や狂気、そういった

ものが前面に出てきます。

 

 

1つの一貫したテーマとして

「走る理由」

が挙げられます。

トガシは、最初からNo.1で、

当初走る明確な理由がありません。

それどころか走らなくなったら、

No.1でなくなったら、存在理由が

なくなる。というほど常に追い込まれ

ながら走り続けます。

そういった状態から、自分だけの

走る理由を見つけていくのが、

ひゃくえむの進む方向なのだと

思います。

 

主人公の宿敵のチャンピオンには

時々ある形です。王者の苦しみ。

彼らも得てして戦う理由という

より勝つことが義務であることに

もがいていることが多いです。

 

それが今までになかった主人公が

王者側であり、そして決して心が

強ぃわけではない、そうした男が

小学校からスタートし、中学、

高校と上っていく中で起きる

出来事や成長の記録が詰まった

作品、それがひゃくえむです。

 

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感想

スポーツ漫画って青春時代を

綺麗に爽やかに熱く描くことが

多いと思います。

そんな中で、ひゃくえむは

感情が生々しいです。

最初にてっぺんを取って

しまったトガシは何事も

冷めた目で見がちなので、

最初は感情移入しづらかった

です。ですがこの巻で小宮が

登場してからは感情が揺さ

ぶられるようになり、走る

シーンでは、

才能ある男に追われる恐怖は

非常に人間らしく描かれてい

ました。1巻はトガシの

スタート地点と、彼が持つ闇が

丁寧に描かれていたので、2巻

以降の彼の心の動きを追っていく

には最適な巻だったと思います。

 

 

 

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