[おすすめ漫画] 薬剤師という仕事のイメージが変わる!3つのおすすめポイント「荒井ママレ / アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」作品紹介と感想

作品・作者に関して

タイトル:アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり

掲載雑誌:月刊コミックゼノン (2018- )

作者:荒井ママレ

代表作→おもいでだま (2012-2013)

あらすじ

総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!! 称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!

荒井先生は、本作以前にも複数の

作品を執筆・連載されてきましたが、

医療ものは今回が初です。

 

本作は2020年時点でまだ巻数は

少ないものの、薬剤師ものという

数が少ないジャンルだったことも

あってか、異例のスピードでの

TVドラマ化も決まった作品です。

 

おすすめポイント

・薬剤師!
・薬剤師の仕事と関わり
・人間ドラマ

薬剤師!

本作の特徴はやはり薬剤師界が舞台

であること!ほとんどは医療関係で

あれば看護師か医師を主人公にしま

すが、取り上げられる事自体珍しい

薬剤師が中心です。

 

 

 

薬剤師の仕事と関わり

本作は薬剤師の中でも1つの病院に

就く病院薬剤師という職業を、

主人公の葵みどりを通して、

薬剤師の仕事と、ほかの病院内の

医療関係者、そして病院に来る患者

たちとの関わりが描かれます。

 

 

人間ドラマ

外科手術がメインになる外科

ドラマと違い、本作はより身近な

患者との触れ合いが中心です。

喘息の薬を飲もうとしない爺さん、

学校に戻りたくなくて注射を

ちゃんと打たない女の子など、

薬だけに限っても様々なドラマが

あります。

薬剤師と患者とお薬。ブレずに

ここを中心に描き続けているのが

本作の素晴らしいところです。

 

 

1巻感想・まとめ

医療漫画で1番多い、外科ものと

比べるとかなり身近な感じがして

好きな作品です。

医者じゃないから深く関われない

もどかしさとの葛藤や、薬を処方

するポジションならではのドラマが

上手く描かれていて、ただのニッチ

攻めただけの変化球で終わらずに

ちゃんと"薬剤師"ドラマになってます。

個人的に、にがい薬を飲みたがらない

子供に無理やり飲ませようとするお母

さんが、実際に自分も飲んでみたら

予想を超える苦さで、こんな苦いのを

飲ませようとしていたのかとハッと

するところとか、凄く身近で良い

シーンでした。

 

あと巻末にこの作品の医療原案を担当

されている富野さんのメッセージがあり

この作品を通して、薬剤師を目指す人が

増えればという願いがありました。

雑誌のターゲット層とズレがあるとの

ことでしたが、ドラマ化でもっと広く

目に入るはずなので、願いが届けばと

思いました。

 

総合病院の薬剤師として働く、葵みどり・26歳。医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、今日も彼女は患者の「当たり前の毎日」を守るため、院内を駆け回る!! 称賛されなくてもあなたを支える医療ドラマ!!

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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