ダンジョンとグルメという、グルメブームの中で異色な登場をした今作も
5巻到達。
今回のポイントは
ストーリーのシリアス化
でしょうか。序盤はタイトル通りの「ダンジョン飯」を中心に描かれていて、ストーリーは
妹が食われたので救いに行くくらいでした。
ですがかつての仲間と再会したり妹を救った辺りから、ストーリーが大きくなってきて
この巻でそれが最大に膨れ上がっています。むしろ飯がオプションです。
なので必然的に飯担当のセンシがだいぶ影薄くなってました。
そして新たに、某パーティーに焦点が当たっていました。
そう、某アニメで、最初に出てすぐやられる噛ませ猫
みたいに、いち早くトラップに引っかかって主人公一行に先立って
全滅しておく芸を披露としていた人達です。
この人達が面白いのは、志は素晴らしいしメンバーのバランスもいいし団結してる、
なのに弱い。
普通ならこういうパーティーは、主人公たちより強いけど尊敬してくれてるとか、弱くて志も
低いとかなのに
「俺はずっと前から あいつらの化けの皮が剥がれる瞬間を待ってたんだ」
とか言っちゃいます。しかもこんなような顔で
現状主人公たちとの差はあるし、誤解とかもあるのでこいつら 彼らが絡んでくるか楽しみです。
あと、終盤の魔法使い・マルシルの石になった姿がなかなかの破壊力です。
石化の先輩である彼らもきっと満足しているでしょう。
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