[ネタバレあり] 日本人の足、歩きかたに悪影響を及ぼしていたのは”上履き”だった?「フットボールネーション 12巻」あらすじと感想

 

天皇杯決勝!その前に

遂に決勝まで進んだ東京クルセイド。

決勝を前にまた、日本と世界の違いに

ついてのエピソードが前巻に続いて

示されました。

 

しかも、今回は日本「サッカー」ではなく、

日本の教育の現場そのものでした。

 

行進の話に続いて「上履き」。

確かに小学、中学時代はあまり深く

考えませんでしたが、室内で履く靴が、

全員(学年ごとに色の違いはあったり

するけど)指定されてる上に、

それによって1日の多くの時間、

足ががっちり固定されてしまうことに

よる弊害は、確かにある気がします。

 

まぁそのままサッカー環境の違い、

実力の違いには直結しないと思いますが、

こういう切り口で、現状の日本の

運動習慣の改革を提案するというのは

相変わらず、面白い話だと思います。

 

そしていよいよ決勝当日。

 

各クラブのセレクション漏れだったり、

戦力外だった選手の寄り集めの

東クルですから、ガチガチのメンバーも複数。

千尋やマリオはさすがの落ち着き。

 

忘れがちな、千尋と一ノ瀬の因縁も絡んできて

良い感じです。

 

円陣を組まない、東クルに対して大ブーイングが

起こりますが、この世界の天皇杯決勝観覧者の、

マナーというか気品が心配になります(笑)

 

 

つま先着地

決勝であっても、ぬかりのない

フットボールネーション。

 

今回は「走り方」に関しての

レクチャーがありましたね。

試合の中で、かかと着地とつま先着地の

違い、というか影響が出てきました。

 

GKの話だったり、幅広く運動の教育の

話だったりが多くなっていましたが、

久々にシンプルな、体の使い方に

関しての話になりました。

悪い例として出された相手選手は、

負傷退場。普段から怪我がちのようです。

 

逆に玉木は、つま先着地を習得するための

練習を重ねたことで、スピードアップを

することが出来ました。

 

この漫画、守備時の姿勢の時や、深視力の

時もそうですが、玉木の登場率が高いですね(笑)

逆にポンコツ役が多い遠山は、ほとんど

レクチャータイムで出てきません。

何だかんだで決勝もスタメンだし、

ちゃんと監督の要求には応えてきてきているの

でしょうが・・。

 

 

まとめ

今回取り上げられたのは、

○学校の上履き問題

○審判団のジャッジ

○かかと着地とつまさき着地

 

でした。2番の目の審判団ですが、

国際審判団の門の狭さと、国内との

ジャッジの違いを説明していましたが、

同じJ同士の試合であってもそんなに

変わるものなのでしょうか。

 

ちょくちょく海外の審判団が来ますけど、

あまり意識して見ていなかったので

見るようにしたいです。Aマッチや

W杯本戦で笛を吹いている日本人って

結構Jリーグだと評判悪かったりしますが、

こういう違いによるものなのか、

興味がわきました。

 

最後に千尋と一ノ瀬、今のところ完全に

一ノ瀬が後手にまわってる展開ですが、

いつも後塵を拝してきた千尋相手に、

逆襲はあるのでしょうか。

次巻かその次くらいで、決勝は

終わりそうなところなので、そこで

フットボールネーションも完結するのか、

別の形で続くのか、こちらも興味深いです。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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