[ネタバレあり] 昼神と東峰。間逆なのにどっちも正解な在り方「ハイキュー!!40巻」あらすじと感想

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あらすじ

 

前回でだいぶ狙われて燻っていた

東峰ですが、今回も引き続き苦戦。

それでも影山や日向を中心にゲームは

拮抗しながら進める烏野。

悩み苦しみながらも「1点を獲る

悩みすぎてる要素を捨ててその言葉に

絞ったことで、エースの重圧、3年、

準々決勝という多くの呪縛から解き放たれた

東峰が決めきって状況を打開。

更に、日向がこれまで使い分けていた武器の

高さと速さを同時に使う

マイナステンポとドンジャンプを合わせた

スパイクを決めて会場を騒然とさせます。

 

それでも追いすがる鴎台に対し、トドメに

月島が、星海のブロックアウト狙いを完璧に

読み切り、25-22

烏野がイーブンに戻しました。

 

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昼神と東峰

 

今回は、日向の新しい段階の必殺技も

飛び出しましたが、メインは

昼神と東峰

この2人だったと思います。

 

まず昼神ですが、彼は元々は責任感が

強い、というか強すぎる性格で、仲間の

ミスも自分が上手くなれば解決出来ると、

全部自己完結して、元々好きで始めた球技

なのに、負担ばかり多くなって終いには

バレーが好きじゃなくなるという破滅的

だけど、本当にありそうなリアルな経歴の

持ち主です。彼の場合は星海に「辞める」

という選択肢があるという事を認識させられ

て、無駄な気負いがなくなって一気に名選手

へと再浮上しています。

 

彼が言う「他の人ほどバレーが

好きじゃないことが強み」って考え方もよく

分かります。ある種の客観性というか他人事

って良くも悪くも熱くなりすぎるスポーツに

おいて大事な視点だと考えてるので、昼神と

いう存在は面白いです。

孤爪研磨も勝利への執着という意味では

近いのかもしれませんが、昼神は彼以上に

冷めてる存在です。

 

一方で昼神だからこそ、見ていて窮屈そうだと

感じた東峰の性格。彼は一度バレーボールから

逃げ出しています。元々の性格に加えてそれも

あって、仲間からの期待や信頼に対して、過剰に

背負いすぎるきらいがあります。

今回もエースつぶしとも言える戦略で攻められて

どん底に落ちかけています。ですが、同級生の言葉

と後輩のプレーで、自分の中で折り合いを付けて

復活します。

 

ここでこの2人の対比できれいに分かれていて

昼神は自分のことしか信頼していませんでした。

本人はそのつもりは無いかもしれませんが、他の

人を変える気がなかったのはそういう事だと思います。

そしてチームメイトに助言をもらって変わりました。

 

一方、東峰は周りが自分を信頼してるのに、

東峰本人だけが信頼出来ていませんでした。そして

彼は逆に自分自身で考えて答えを出します。

 

真逆の過程ですが、行き詰まっていた昼神は

確固たる地位を手に入れましたし、東峰も、これ

まで見えていなかった景色が見えるようになり

ました。

 

これを見ただけでも、万人に共通する答えって

ないんだなってのが分かりますが同時に、

どんな人にでも改善する方法はあるはずだって

考えになれます。だってこの2人真逆なのに

前進出来てますし。

 

こうした二人共、作品の中ではそれぞれの

チームの主役ではないですが、非常に面白い

描かれ方をしているので、掘り下げてみました。

 

古舘先生、おそるべし

 

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感想

 

この作品、回を追うごとに

ドラマを超越して、それぞれの

登場人物のドキュメンタリーの

質がどんどん上がっています。

 

単純に純粋に成長していく日向の

物語でもありますが、彼とは違い

体格や環境にも恵まれた選手たちの

ドラマもあるし、逆に日向が持つ

身体能力や爆発力など一切ない選手

ドラマも描かれています。

 

今回ピックアップした昼神と東峰だけ

ではなく、前巻で星海に食わされた

月島の静かな大反逆も、その時の表情

最高でしたし、東峰に変に気を使った励まし方を

しない澤村と菅原も良かったです。

そして対比とか難しいこと関係無しで、打開の

布石がスパイクじゃなくてフェイントで、その

後に呪縛からの開放が来る展開は痺れましたね。

そしてそのあとが咆哮ではなく、静かな笑顔と

ガッツポーズなのも東峰らしくて素晴らしいです。

 

40巻まで来てもクォリティーが落ちずに深化

しているのは、本当スポーツ漫画としても快挙

だと思います。

 

うっかり情報をチラ見して、どうやらもうすぐ

ハイキューは完結に向かっているようなので、

残りも深く深く読んでいきたいですね。

 

 

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