VS黒死牟
今回はほぼ全編、黒死牟戦が描かれました。
上弦一個、二個下を倒した人数、面々を
考えると、4人がかりで挑んでるこの男の
強さがありありと分かります。
それにしても刀鍛冶の里で出てきた時は
大人気になると読んでた無一郎が、腕もげて
大量出血でボロボロだったり、兄やん柱も
ボロッボロで弟は体が斬られるの前提で
攻めたり、終わったらもう何も残らない
ような勢いです。
4人共、本気で死を全く恐れていないのが
分かるところが凄いです。
生き残ることなんかより、この戦いで
どれだけ貢献出来るかを優先していて、柱の
覚悟の強さが見えます。
そんな4人の覚悟の前に追い詰められて例に
よって回想を始める黒死牟です。
黒死牟の過去
彼が初登場した時はもっと
竈門家に関わりがあるとか
そういうのを予想していただけに
正直黒死牟の過去は
イマイチでした。
鬼になった理由、つまり誰よりも
強くなる理由も猗窩座の方が
ちゃんとした理由があったし、
才能で勝てない弟への嫉妬、劣等感
から来ているというのは古今東西の
様々な作品でも登場する背景だった
ため、かつては善良な人間だった鬼の
中ではワーストなバックボーンでした。
ただ唯一弟が死ぬまで持っていた笛を
憎み妬んでいたと繰り返しながらも、
自分も懐に閉まっていたところは少し
切ない描写でもありました。
善逸の兄弟子みたいにただのクズ野郎
だったらもっとストレートに憎めたんで
しょうけど、黒死牟の弟は最後まで兄を
尊敬し慕っていましたからね。
手段を選ばず最強を目指した彼の生涯は
失うばかりで幕を閉じてしまいました。
その他
新事実として、痣が出たら25歳までに死ぬ
というのが出ましたね。黒死牟が「例外ない」
って大嘘こいてすぐバレましたけど。
それから予想していたよりは関係なかった
竈門家と黒死牟ですが、過去に日の呼吸の
使い手をひたすら殺してまわっていたそう
なので、そのあたりで直接関わりはあった
かもしれませんね。
もう完結したようなので本誌で読んでる方で
もしこの文を読んでいる方がいたら単行本
完結までニヤニヤしながら、この予想交じりの
感想を読んでやってください。
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