[ネタバレあり] 相手選手絶対殺すマン大暴れ!監督との因縁の過去「ハリガネサービス 20巻」あらすじと感想

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対面の相手絶対殺すマン

幕を開けた駿天堂戦、前巻最後にいよいよ

鴛淵が動き始めました。

手始めに、久場をターゲットにして、

それを受けた久場は

 

「生まれて初めて、

悪感情を思いきり叩きつけられた」

 

 

え、これ、バレーだよね?

 

スポーツの、ましては高校生の試合で見た

事ないような感想が飛び出し、心折れる久場。

 

鴛淵の勢いは止まらず、次は

大船をターゲットにしたところ

 

「テメエが死ね!!」

 

 

煽り耐性ゼロで打ち返してきた。

 

心折れるどころか、大船は

 

 

退場。

 

 

これは逆に鴛淵も予定外だったのではないでしょうか。

 

そんな鰐淵ですが、

 

 

味方にも容赦ない・・

 

1人だけ吹き出しが黒塗りに白なのも面白いです。

 

 

鰐淵と監督の過去

1セット目を取られたところで、

 

監督から遂にカミングアウト。

「鷲淵はワシの息子だ」

 

そして今回も、壮絶な過去が語られます。

監督業にばかり集中して、息子の面倒を

全く見なかった結果、息子はどんどん

荒んでいったという、比較的ありがちな話ですが、

 

 

↑の鷲淵少年の顔つきの変化が悲しいですね・・。

 

羽座川の過去同様、ここで

終わらないのがハリガネサービス

 

息子だけでなく自身の生徒たちにも

厳しく当たり続けた結果、

 

 

息子の鴛淵が八つ当たりを

食らう羽目に。

 

結果

 

 

誰にも相談出来ず、全て背負い込み、

鷲淵は全てを敵とみなすようになってしまったと。

 

相変わらず重い。

 

前巻で、監督が鴛淵に挨拶したら、

彼の口癖である「死ね」を返され、

何も言い返せなかったのは、

こうなってしまった後ろめたさから

だったんですね。

 

監督は彼を変えてやりたいということで、

勝利をメンバーに託しました。

ここでやっと人間らしい一面が出ましたね監督。

ターミネーターのように感情の起伏が

感じられない男でしたが、息子との

戦いを通じて色々な面が飛び出していきそうです。

 

さらに鴛淵は、チームメイトから

 

否定という概念が

形をとって歩いている

 

とか言われます。すごい言われようだ。

 

そして遂に下平が鴛淵の標的に。

 

鴛淵のプレースタイルは、ターゲットと

決めた相手の出来るプレーを、1つ1つ

全部叩き潰していくことで、最終的に何も

出来なくするという、

どこかのテニス部の部長みたいなものでした。

 

 

下平も、それを看破することが出来ず、

失意の中、交代させられてしまいました。

 

 

 

まとめ

相変わらず悲しいキャラの、

与えられる仕打ちが重いです。

 

全体として鴛淵親子が中心の回でしたが、

松方の策士っぷりとか、羽座川の

人間辞めましたプレーも光ってたので、

鴛淵だけでなく、他のプレーも楽しめそうです。

 

下平は、羽座川との因縁も未消化のまま、

鴛淵にフェードアウトさせられてるので、

この状況を克服した上で、羽座川との

バトルまでやれるのか?と心配にもなってきました。

残りセットも少なくなってきたので、

誰が鴛淵を攻略するのか、羽座川をどう倒すのか、

今の所糸口も見えないので、

どう描いていくか楽しみです。

 

オマケ

 

作品中で「人間じゃねえ」とか

言われだしたら黄信号。

 

 

 

中学バレー部ではレギュラーになれなかった下平鉋。都立豊瀬高校ではなんとかレギュラーを目指して頑張ろうとしていると、一緒に入った同級生の3人は元・中学東京選抜であった。青春高校バレーボール巨編!!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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