[ネタバレあり] 巫女生活開始!側仕えとの関係性がポイントに「本好きの下剋上 第二部 」あらすじと感想

 

 あらすじ

第二部のスタートは、特別仕切り直しと

いうものでもなく、そのまま前回の

続きという感じ。ですが本格的に

神殿への通いライフのスタートです。

今回の新しい出会いは、側仕えの3人。

フランギルデリア

 

 

正確にはフランはもう第一部で

出てきてますが、マインの側仕えと

しては改めての出会いです。

そしてギルは孤児院の問題児で、

デリアは何故か堂々公言する

神殿長のスパイ。

唯一まともなフランも、自分は

神官長に認められてないから

側仕えにまわされたと思い、

モチベーション低いという、

最悪な人選状態です。

 

最初は、そっちがその気なら

で自身も彼らと距離を置こうと

するマインでしたが、ベンノの

助言もあり、少しずつ打ち解けて

いきました。

 

そして神殿で働く各条件の推移は、

ベンノのファインプレーで、

寄付金の問題や、工房の問題は

今のところ解決で、ようやく

マインは本を読める環境に。

 

 

この巻だけでも、かなり多くの

神殿独特の仕来りやルール、

礼儀作法が出てきて、全然

ついて行けないマインでしたが、

 

 

ひととおり見通しが立ち、

神殿務めの準備段階は

今回で完了して、いよいよ

次の巻から本格的な

神殿の巫女編が

スタートしていきそうです。

 

 

 感想

神殿に関する情報が詰まった

幕開けとなりました。

第二部の最初ということで、

まずは神殿がどういう

組織で、どういうルールの

元に動いているのかを、

一部で説明されなかった

部分をかなりカバーされて

いました。

いわば説明回ですね。

 

ずっと周りの人達に恵まれて

きたマインが、前巻で

神殿長という初めてといって

もいいくらいの明確な「敵」が

現れたことで不穏な空気が

流れましたが、神官長と

新しく側仕えになったフランが

完全な味方として助けになって

くれそうなので、相変わらず

ビジネスパートナーであること

以上によくしてくれるベンノの

おかげで、なんとか新しい生活を

スタート出来そうです。

 

相変わらず体を酷使してしまう

マインですが、作中のみんな同様、

読む方ももうイライラもしない

ですし、温かく見守れるように

なってきました(笑)

 

寄付の場面でのベンノの頼もしさは

凄まじかったですが、この人に

しても、神官長にしても、マインに

対して、あくまでお互いの利益という

部分があっての関係を崩さない

ところは逆に好感が持てますね。

幼馴染のルッツや家族はまだしも、

みんながみんな、無償の愛をマインに

くれるよりも自然な気がします。

 

今後は神殿長一派からの嫌がらせが

増えていくでしょうが、

新しいキャラの側仕え達との

場面が増えていくでしょうし、

 

また新しい「神殿」という世界で、

本に大きく近づけたマインの

動向が楽しみですね。

 

あと、完全にマイン側と

神殿長側との板挟みで苦労が

更に増えそうな神官長は

今からすでに色々と可哀想です。

 

 

 次巻以降の予想

 

今回側仕えのうち、フランは

すでに味方になってくれ、

 

 

ギルも不満点が分かり、今後

関係も改善されていくでしょうが、

神殿長側のスパイとしてきたデリア

は、まだどうなるか不明。

おそらくマインや周りの人達の

力で協力してくれるようになる

と思います。

 

逆に、マイン用の部屋探しに

孤児院の院長室を勧めたこの人

 

 

↑怪しすぎません?

 

何か院長室に問題があるのか、

悪い予感がします。

神殿長一派の最初の嫌がらせに

ならないと願います。

 

 

 

コメント

ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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