中田伯の変
今回は２つのシナリオが同時
進行していました。
１つ目は前巻から続く、中田伯の
異変。
ここで黒沢は自分は担当失格だと
言いましたけど、あんな状況を
対処できる新人この世にいねえよ
って思ったので致し方ない。
そういうことが起きたことを他の
担当作家には言えないのがつらい
ところですね。
ただ彼は過去が過去でおそらく
そうとう闇深いので、もっと大変な
事態になると予想してました。
今のところは大事にはいたって
ませんが、まだ予断は許さない状況
です。
しかも、編集長の交代という
このタイミングでかよって事が更に
起きて、みんなの反応を見る限り
あまり良い人物では無さそう。
この人によって中田伯の状態が
更に悪化しそうな気しかしません。
クラファンでブックカフェ
編集部に起きていることとは逆に、
河さんのストーリーは希望と変化に
満ち溢れていました。
ここでクラファン要素を入れてくる
のは流石リアルタイムで書籍業界の
現状をアップデートしてる松田先生
と思いますし、カフェをたたむという
直前の伏線も良い感じにはまってます。
それにしても取次さんが有能すぎる。
私は去年まで本屋で働いていて、
某大手取次さんとも取引していたので、
現場を知ってますが、上は本当に保守
的というか、変化を嫌う傾向にあり
ました。
だから業界３番手以降は革新的なのは、
リアルにそうだと思いますし、
現場にいたことある身としても面白い
エピソードでした。
今回ので前よりクラファンへの興味が
俄然わきましたね。
「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです！マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、全ての仕事人へのエール漫画です！！！
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