「ヴォッチメン1巻」タイトルで惹かれました。DCのウォッチメンとかけているのだと
思いますが、単純なパロだけど、タイトルと表紙ですぐに内容が伝わってくる感じが
良くて買いました。
登場人物とあらすじ
日鳥ユーイチ・・・この作品の主人公。見た目がかなり怖いが、中身は重度のコミュ障。
日々友達を作ろうと奮闘するが、全て裏目に出て悪名伝説につながっている。
通称・デビル日鳥
白衣の男・・・日鳥唯一の理解者。日鳥は、度々彼に過去に教わったことを思い出し、行動を
起こすことから、かなり信頼している模様。自分の過去の体験を元に語るのだが、危ないエピ
ソードばかりで、いつ逮捕されてもおかしくない変態。
竹田至・・・見た目が怖いわけでも、わけありでもなくぼっちなナチュラルぼっち。ぼっちな
らではで、最初に日鳥の見た目と違う内面に気付く。
あらすじ
世界一凶暴で、宇宙一さみしい男、日鳥ユーイチ。お笑い好きの普通の高校生ながら、その恐ろしい風貌ゆえ彼は孤独な日々を送っていた。怪しい研究室に通い脱ボッチを模索する日鳥! 彼の全力の友達作りに、いま世界が震撼する!? ※公式より
最近多い、コミュ障主人公が頑張ったり、巻き込まれたりしていく感じですね。
基本1話完結ですが、一番多い流れが、
何か事件やトラブルが起きる→基本良い人なので、友達になるため助けたり解決しようとする
→白衣に教わった方法を実行する→どう見ても相手からしたら殺しに来てるような行動
→ビビられて友達できず
です。こう書くと1通りですが、この中でパターンと小ネタの入れ方が多彩で、
毎回楽しめる感じになってます。
あの作品に似てる?勘違い神格化キャラの系譜
あらすじを見ても、やっぱり思い出されるのは
「エンジェル伝説」の主人公・北野誠一郎でしょうね。
本当は真面目でいい子なのに、外見で誤解されてどんどん神格化されている
ところが似ていると思います。
あと、そういう意味では「ワンパンマン」のキングにも似てますね。
コミュ障なだけなのに、クール美人だと誤解されて女神化してる、
「古見さんは、コミュ障です。」の古見さんもここに分類されますね。
周りの人間関係は、むしろ古見さんが一番近いかもしれません。
思い浮かべると結構たくさんいるタイプですが、共通するのは
出てくる度に外さない、ギャグ的にハズレの少ないところでしょうか。
今作の日鳥も、やろうとしていることは、回想で事前に分かってるので、
その思考と行動のギャップが凄く笑えます。場合によっては可愛くも
見えてきます。「あ、これそーしようとしたんだ!」といった具合に。
まとめ
「ヴォッチメン」は過去にもあったようなシチュエーションの漫画ですが、
画力が高く流れもシンプルな分、すごく読みやすいです。
白衣の男という変なスパイスもあって、クセのあるモブ同士の会話もあるので、
これが受け入れられば十二分に楽しめる漫画です。
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