[ネタバレ] 毒キノコ栽培、はじめました収穫しました使いました。「南勝久 / ザ・ファブル 第15巻」あらすじと感想

 

 キノコの栽培

前の巻では、密かに進む真黒組の重要人物の

暗殺計画と、佐藤たちの日常パートが

同時進行で進むという内容でした。

今回は、そのパートが少し混じり合う

というストーリー。

 

暗殺を請け負った殺し屋の、通称・次郎は、

潜伏先で暗殺に向けて、

なんとキノコの栽培をはじめました。

しかし勿論食べるためなどではなく、

毒キノコとして使うためなのですが、

ここがものすごく細かい。

 

外では、ターゲットの普段の行動パターンや、

脱出・潜伏経路を探りつつ、家に戻ったら

ひたすらキノコ栽培。

こんなにじっくりキノコ栽培シーンを

入れてくるアウトロー漫画

は見たことがないです。普通の漫画でもないか。

 

そして栽培は上手くいき、計画は実行に

うつされてしまいます。

 

前の巻から、組長かカシラ、二郎が確実にいけ

そうな方を、と断定されていなかった

ターゲットですが、組長でした。

組長とカシラが2人で食べに来た店に、予め砂川

から聞いて先乗りして、毒を

食べ物に噴射するという手口なんですが、それは、

そのままでは毒性を持たず、

アルコールを飲むことで発症するというもの。

それも踏まえて、自分がいる現場では

なく、組長が帰った先で酒を飲むことを

見越しての犯行。

計画はすんなり成功してしまい、組長が死亡。

 

全てが砂川の思い通りに運んでしまいます。

しかし、その砂川の企みも、広くは山岡の

手のひらの上。

 

 

 山岡という男

前の巻ですでにすごみを見せていた山岡ですが、

今回は回想の中で現役バリバリの頃の

姿が出てきますね。

単純に1人の殺し屋としてのスキルも抜群に

高いことも、この回想でわかります。

彼自身、今回の暗殺の件に関して、基本は

関わらない立場ですが、佐藤達を巻き込んでも

自分が死ぬことになっても、面白いストーリーに

なったらそれでいいという、今までの

登場人物でも一番やばい思想の持ち主でした。

 

この男、10歳の頃の洋子が組織で教育を

受けている時に会っているようで、

ここをきっかけに佐藤達も、少しずつこの件に

関わり出して、山岡を街中で洋子が

見かけたことで、一気に加速しだしました。

おそらく次巻では本格的に巻き込まれていく

形になりそうです。

 

 

 まとめ

ちょっとずつ日常パートを蝕みながら、

シリアスな流れになってきました。

山岡との遭遇などで、少しずつ様相が変わって

いく展開はこの漫画ならではで、

凄く面白いです。日常と非日常の境界線が

曖昧というか。佐藤にとっては、ないのかも

しれませんが。計画が実行に移された事で、

終盤一気に重いムードになっていきました。

特に組長の死は残念ですね。前の巻では

バラした銃の件で、佐藤達と和気あいあいと

していたところだったのに。

 

これでは終わらず、砂川は何かやりそうだし、

山岡もすでにシナリオを描いているので、

だいぶ静かが続いた佐藤パートも、

一気に激しく動きそうです。

 

あと、二郎に対して山岡が、幾ら出せば

佐藤達の暗殺を引き受けるか、と問い、

まんざらでもなかったシーンも

気になりました。

暗殺が成功し、このまま何事もなく去るのか、

次巻でも絡んでくるのかは見ものです。

 

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