[ネタバレ]二人の因縁・決着!予想外の展開に次巻以降が予測不可能「板垣巴留/BEASTARS ビースターズ 11巻」あらすじと感想

↑ハチミツ×熊さんの組み合わせ史上 最恐な1ショット

前の巻では、食殺事件の最終局面、リズと、二人の決着を大晦日に

付けることを約束したレゴシは、その事を株が暴上げのイブキとの

信頼が厚くなってきたルイに告げ、立会を依頼。

決戦の日目前というところでした。

 決戦のゴング

決戦まで3日、リズとレゴシ、それぞれの心境が語られます。

リズはやはり、テムの件をおかしな飲み込み方をしており

完全にサイコパス状態。いつの間にか同意したことになってるし。

もはや友情=味という、狂った価値観となって、ある意味準備万端

一方レゴシはレゴシで、ハルちゃんからの電話に対し

いかん、それは典型的なフラg・・

微妙にずらしてきた!

ハルちゃんに告白するんだ!とかだったら

討死コースだったので、微妙に逸れた・・はずです。

そして予定通り集合場所に到着する二人。

レゴシからの宣戦布告に対し、

レゴシをわざわざ怒らせて全力を引き出すために、ピナを食べたかのような素振り。

しかし、リズの思惑通りにいかずに、レゴシはそれがフェイクだと見破ります。

なんかパンの頭した正義の味方みたいなこと言ってる!

ということで仕切り直しで、いよいよ戦闘が開始。

が、やはりクマの戦闘力は絶大で、いきなりレゴシは窮地に。

 ルイとシシ組

その頃、ルイはシシ組としての案件を処理している途中、

すっかり打ち解けたイブキとの会話で、自分が肉食獣を好きなことに気づきます。

そして思いたち、レゴシの決闘の立会のため、

シシ組からの脱会をイブキに宣言。

もちろんイブキは青天の霹靂で、すぐに了承などせず、ルイの覚悟を確かめます。

説得のため、ドライブを申し出ますが、最終的には

自分を殺すか、食われるかの二択をルイに迫り、ルイは殺すことを拒否。

結局イブキは、バイクで追ってきていた組員のフリーに撃たれ絶命。

実はイブキは事前に、自分がルイを食い殺そうとすることがあったら、

迷わず俺を殺せとフリーに命令していたのでした。

ここのシーン、二択を迫っておきながら、イブキは覚悟を決めてたんでしょうね。

百獣の王として、自分の性格以上にライオンらしく、虚勢をはりつづけて、

そんな人生を、草食の鹿なのに見たこと無いような強さを持ったルイによって

変えられて。

一蓮托生ではありませんが、元々ルイが死ぬ、組を抜けるような事があったら、

死ぬつもりだったのかもしれません。

その証拠に彼の死に顔は、いきなり撃たれて驚いてるようなものではなく、

安らかな表情になっていました。

フリーは、二度と戻ってこないで下さい、本来の場所で生きるんだ。

と告げて、二人は別れます。

言葉自体は強いものですが、最後まで敬語でリスペクトし続けた

フリーに天晴です。

 決着

ルイが決戦の場に着いたのは、ほぼほぼさっきの続き。

ルイの姿を見てレゴシはいったんその場を離脱。

一部始終を見ていないルイの目から見ても、レゴシの傷は勝てる

状態じゃない。それでも彼は「あなたのおかげで怪物にならずに済んだ」と

感謝の言葉を口にします。先刻のイブキの言葉とほぼ同じ言葉。

この言葉に、「強い自分」を表現し続けたルイの感情は崩壊。

初めて人前で見せる涙。

ルイは、レゴシを死なせたくないから、そして過去の売物だった自分を

開放するため、レゴシにまさかの提案。

食べろレゴシ

ルイは、裏市で付けられた番号の刻まれた右足を差し出しました。

勿論最初は断るレゴシでしたが、弱い部分を見せながらも、強く主張してくる

ルイに動かされ、遂に禁忌を破ります。

再びリズの元に戻ったレゴシの様子を見て、リズはすぐに誰かを食べたことを

悟り、自分と同類だと嘲りますが、戦いが再開するとレゴシは別人のように一転攻勢。

しかしリズも、テムと親友になりたかったという強い思いは変わらず、ここではじめて

二人の背負ってるものがかち合います。

しかし勝ったのはレゴシ。

同じ食べた同士でも、テムを一方的に食べてしまい、なおかつ後悔の念があった

リズの力とは違い、

レゴシのそれは、ルイがレゴシに生きてほしいという思いから、与えられた力。

更にリズは、食べて豹変してしまった自分とは違い、変わらずいつもの目を

しているレゴシを見て完敗を実感。

結局、ピナが呼んだ警察により、リズもレゴシも死ぬことなく逮捕。

連行されていくレゴシに対し、病院へと運ばれるルイは、

「次会うのは学校だ、約束だ」と叫び、

レゴシは無言でうなずいて、11巻は終了しました。

 まとめ

遂に食殺編が完結しました。

あれだけ肉食を避け続けたレゴシのこの結末は、かなり意外なものでしたが、

ルイが物理的にも、精神的にも開放されるには、この選択しかなかったのかもしれません。

肉食に翻弄され続けたルイの人生ですが、それを断つのではなく、むしろこれからも

向き合っていくための儀式でもあったのだと思います。

レゴシが、食べる前のシーンで「まるで神事」と表現してますし。

リズもかなりサイコパスってましたが、やっぱり根底には後悔の念が。

レゴシと交えたことで、ただ通報して捕まるよりは救われたかもしれません。

それから外せないのはイブキの死

あれだけ10巻で株を上げたのに、ルイが抜けたとしてもシシ組を引っ張って

時にはルイを影で手助けする場面もあれば良かったのに、

ただ完全な死亡が確認されたわけではないので、実は生きてる可能性は

捨てないでおきます。

そしてユーモアを欠かさないBEASTARS。

警察が駆けつけたシーンで、足食った奴と食われた奴が、仲良さそうに

小声でコントのような掛け合いしてるのに、警察が大困惑してるところは

リズとの決闘から打って変わって和みました。

これからの展開ですが、おそらくレゴシはさほど重い罪に問われることなく

いずれ学園に戻ってきそうな雰囲気です。

レゴシは、事件の犯人のリズを見つけたから、BEASTARの資格あるっていう、

学園からしたら

かなりめんどくさい

人物に成り上がりました。

ルイが戻ったので、彼の手柄にするしないの揉め事もあるかもしれませんが、

当然ルイも候補に再浮上。

BEASTAR争いだけならまだ分かりやすいですが、更にハルちゃん案件まで

あって、ドロドロ展開まっしぐらの可能性もあります。

今回全休のジュノも絡んでくるでしょうし。

レゴシの肉食、ルイの学園復帰。

正直予想外の展開なので、今後の展開も全く予想がつきません。

12巻から新章突入していくBEASTARSをまた楽しんでいきたいです。

←10巻の感想へ

12巻の感想へ→

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする