[雑記] 歴代のスポーツ漫画を超えた、ハイキューの1番すごいトコロ

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最新刊を先ほど読み終えて、改めて感じること。

ハイキュー!!ほど個の多様性を掘り下げて

いるスポーツ漫画は無いです。

 

自分は漫画のジャンルの中でもスポーツ漫画は

かなり好きなジャンルに入り、色々読んできて

いるので、昔からの傾向の変化は見てきている

つもりです。近年のスポーツ漫画、主に団体競技は、

昔よりも圧倒的に、主人公と主要キャラ以外にもス

ポットを当てた描き方をしている作品が多いです。

 

どういうことかというと、昔であれば焦点は常に

主人公にあり、作品によってはチームメイトは、

等しく勝利を目指す仲間ではあっても、彼らが

どういう生き方をしていて、どういう気持ちで

勝利を目指しているかは特に語られないものが

多かったと思います。勿論全部がそうではあり

ませんが。

 

近年は主人公のチームのスタメンはもちろん、

対戦校も、最大のライバル校でなくても、かなり

細かく選手の個性が描かれている傾向です。

メジャーなところで言えば、その走りは

テニスの王子様かなと思っています。

 

ここまでありとあらゆる選手に個性を付けた

作品はそれまであまり無かったはずです。

ただここでいう個は、あくまでプレイスタイル

であったり登場時点で完成された性格でした。

 

ようやく話が戻りますが、そうした傾向の

中でハイキュー!!の何が凄いかというと、

その個性を掘り下げる範囲と深さです。

 

まずチームメイト。ハイキュー!!の場合

スタメンだけでなく、菅原や山口のバック

ボーンが描かれます。スーパーサブを

掘り下げる。ここまではよくありますが、

更に実力では主力に劣る木下も大きく

掘り下げています。

しかも彼は試合の中で突然覚醒して

大活躍するわけではありません

でも彼は確かに勝利に貢献しています。

変に神がからずに等身大だからこそ熱い!

試合で活躍してない奴にだって輝きはある

という部分を具体的に描けているのです。

31巻で、西谷が木下を指差し、2人で

ガッツポーズするシーンは、個人的には

ハイキューの名シーンのベスト5に入る

ほど震えたシーンでした。

 

 

そして対戦相手。ハイキュー!!の1番凄い

ところで、普通大会がおとずれて、予選の序盤

って結構カットしちゃう事が多いです。でも

ハイキューは1回戦の相手とかですら、

掘り下げます。ハイキューのwikiを見てもらえば

分かりますが、そこまで重要でない対戦相手で

すら情報が充実しています。

 

そういう選手ですらこの扱いなので、ライバル校は

更に凄いです。

幼少期まで遡って、彼らがどういう経緯でバレーと

出会い、何を思って高校バレーをしていて、何を

考えながらプレーしているか、下手したら味方で

すらここまで深堀りしないようなところまでとことん

追求します。しかもその中身がリアル。勝つことに

こだわれないのもいれば、そもそもバレーが好きじゃ

ないものもいる。背が大きいから始めたものもいれば、

”小さいから”頑張れたやつもいる。

 

本っっ当に千差万別です。でも実際ってそうじゃない

ですか。同じきっかけ、同じ理由、同じ目標、全部同じ

でバレーやってる人なんてほとんどいません。

主人公が倒す相手もただのゲームのM敵キャラ、

スライムAスライムBスライムCではありません。

そこを描きたいからこそ古館先生も、

対戦相手の掘り下げも全く手を抜かないのだと思っています。

 

現実ですら、スポーツの1場面を切り取って感動のドラマに

する時、対戦相手って完全に「敵」として描くじゃないですか。

自分はああいうのがあんまり好きではありません。

漫画ですらそうじゃないんだから、相手にも相手のドラマは

あっただろうしって考えますし、そこを出し惜しみせずに

表現出来ているハイキュー!!は本当に強い漫画だと思います。

ジャンプの人気漫画で、キャラクターの人気があって、

色眼鏡で見られがちですが、もっともっとスポーツ漫画として

評価されていい作品です。

 

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