[おすすめ漫画] 詰将棋サッカーで脳筋軍団を操る!?「市川マサ / レッドカード」私が薦める3つのポイントと感想

作品・作者に関して

タイトル:レッドカード

掲載雑誌:ヤングマガジン (2019- )

作者:市川マサ

代表作→A-BOUT! (2009-2013)

          →僕はどこから (2018)

あらすじ

川口南高校1年の佐藤由紀虎=ユキコはヘタレな自分を変えるべくサッカー部に入部した。エースストライカー高梁や、美人教師の美彩ちゃんとの出会い、はじめての試合、挫折と成功‥。大好きなサッカーと向き合う中で、ユキコはある“才能”を開花させはじめた! バカで熱いカワナンサッカー部の奇跡がはじまる!

市川先生は、A-BOUTで連載デビューをし、

主にヤンキーや反社会組織が絡む作品を

描いてきました。

 

今作は初めてサッカー漫画に挑戦した

作品で、巻末には自身の学生時代

サッカー部での実体験も書かれています。

 

おすすめポイント

・ナヨナヨ主人公
・将棋×サッカー
・脳筋軍団

ナヨナヨ主人公

主人公の佐藤由紀虎は、名前こそ

元Jリーガーみたいな名前ですが、

可愛らしい女の子みたいな顔をして

いて、性格も顔どおり内気で自己主張が

出来ない性格です。

そんな彼が、チーム全員屈強なマッチョ

達のチームに入り、成長をしていくのが

この作品のストーリーです。

 

 

将棋×サッカー

後から顧問に就任するみさ先生は、

サッカーの知識はありませんが、

将棋の知識はあります。

そして由紀虎は、将棋の知識は無い

ものの、人よりゴールへの道筋が

見えるという特性があります。

 

その2つが合わさって、詰将棋

ようにピッチを捉えて、将棋とは

違って100%自分の思い通りには

動いてくれない先輩たちを何とか

動かせるように、自分を変えて

いこうとする過程が面白いです。

 

脳筋軍団

ヤンキー漫画を描いてきた

先生だけあってか、味方の選手が

みんなヤンキーみたいな短気さで

フィジカルにだけ優れる脳筋軍団

そんなオール脳筋軍団の中に1人だけ

全くタイプが違う由紀虎がいるのが

この作品の特徴です。

 

 

1巻感想・まとめ

非常に可能性を感じる1巻でした。

 

高梁たち脳筋勢だけに焦点を当てると

ただのヤンキーサッカー漫画に見えて

きますが、そこに主人公の由紀虎と

将棋好きの先生というある意味異物が

入ることで、この2人が彼らを操って

いく画が浮かんで、新しいサッカー

漫画に思えます。

 

最近のサッカー漫画は全員が主役級の

個性があって、一人ひとりにドラマが

あるものが主流になりつつありますが、

この漫画では逆に、将棋のように

ピッチを支配して先輩たちを、1番

弱々しい少年が操るという形が出来

あがれば非常に良いと思います。

 

ただタイトルがレッドカード

なので、オラオラなヤンキーサッカー

漫画になる可能性もあります。

 

そこに関しては今後追っていきますが、

特に前作のようにギャップのある2つが

組むというスタイルは継続されている

ため、先生の作品が好きな人には面白い

と思いますし、既存のサッカー漫画とは

違う切り口の漫画を探している人にも

おすすめです。

 

大好きなサッカーと向き合う中で、ユキコはある“才能”を開花させはじめた! バカで熱いカワナンサッカー部の奇跡がはじまる!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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