BEASTARSは、週刊少年チャンピオンで連載中(2018年1月現在)の、
板垣巴留先生の作品です。
※そして、2018年3月、同作品で
㊗✨板垣巴留「BEASTARS」が第21回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門【新人賞】を受賞!?
現在週刊少年チャンピオンにて絶賛連載中&コミックスが第7巻まで発売中? 第1話の試し読みはこちらです→ https://t.co/uVPqKJhRfi pic.twitter.com/diY3EmkCS3— BEASTARS公式 (@Beastars_WC) 2018年3月16日
第21回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門の新人賞を受賞!
さらに
マンガ大賞2018は板垣巴留「BEASTARS」に決定 https://t.co/xncSs3eG0g pic.twitter.com/nP8MJiogXg
— コミックナタリー (@comic_natalie) 2018年3月22日
マンガ大賞も受賞!
まさに、破竹の勢いの作品&漫画家です!
登場人物とあらすじ
登場人物
レゴシ・・・この作品の主人公。
チェリートン学園に通う高校生で、ハイイロオオカミ
という肉食獣だが、温厚で大人しく、
所属する演劇部でも、進んで裏方を
選ぶなど、目立つのが嫌いな男。
つまり、本物の肉食獣なのに草食系男子。
ちなみに本物のハイイロオオカミは、
めっちゃカッコイイ!!
肉食感が溢れ出てます!
ハル・・・チェリートン学園に通うドワーフウサギ。
理由あってレゴシと2度出会うが、
どちらも、お互いにとってインパクトの
大きすぎる出会い方となる。
物凄く小柄でひ弱な種族のため、
周りから常に気を使われがち。
この作品では、チェリートン学園
界隈の負の部分を、1人で背負わされがち
な不幸ヒロイン。
本物のドワーフウサギは
うーんとってもカワイイ
ルイ・・・チェリートン学園3年で、
演劇部のエース。「ビースター」の最有力候補。
初登場シーン(↑)から
「なんだこいつ」感全開で出てくるが、
もう1人の主役といっても過言ではない、
活躍をしていく。
とにかくカッコいいです。
アカシカは
立派なツノをお持ちです。
あらすじ
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
動物モノ=メルヘンに非ず
ビースターズは、主人公である
ハイイロオオカミのレゴシ(演劇部所属)を
中心に動物達が通う学校でのドラマを
描いた作品なのですが、
生々しいです!
人間が出てこない動物たちだけの
世界観というと、メルヘンちっくなものや
イラストを貼っただけでも、
ハハッされそうな魔法の国を思い浮かべますが、
似て非なるのがビースターズ。
主人公レゴシは、オオカミなので
肉食に分類されますが、
彼らが通う学園はもちろん、
草食も肉食獣も通ってます。
基本的には仲良くやっていますが
やはり2種?の間には壁があって、
殺人事件があればすぐに肉食側が
疑われたりします。
後の巻に出てきますが、学園外では、
かなりダークな肉食&草食世界の部分も。
そして、基本的に世界観や文明は、
人間が動物に置き換わっているだけなので、
権力闘争や男女間のいざこざも起きます。
その中で一番衝撃的だったシーンがあって、
学園祭用の花を取りに、園芸部の部室へ
行ったレゴシに対して、違う用で来たと勘違いした
ウサギのハルがこんなことに。
物凄いインパクト!
2巻の感想でも書きましたが、
このシーン以降、この漫画の見方が大きく
変わりました。
「あ、これ結構エグい世界描く漫画だぞ?」
となってから、一気にハマりましたね。
登場人物にもある通り、レゴシは草食みたいな
肉食なんですが、
逆に草食である、演劇部リーダーのルイは、
物凄く強気で好戦的。
この辺りの絡み方が、思いがけないところで
深くなって面白くなっていきます。
出世欲や権利欲などの人間的な部分と、
それぞれのキャラクターの動物的特性の
混ざり方が絶妙なんです。もちろんそんな
ドロドロした場面だけが続くわけではなく、
部員同士の絡みや日常のシーンなど、
ギャグテイストも多いですし、ほんわかする
エピソードも。自分の各巻の感想では、
ほとんど本筋のみに絞って描いてますが、
↑のレゴムのサブストーリーや、
レゴシと親友のジャックの出会いなど、
紹介仕切れないけど、本当に内容の
濃いエピソードがたくさん詰まってます。
1巻の時点で冒頭の事件のことや、
世界観やそれぞれの過去など、
まだすべてが語られていな
い部分が1巻にして盛りだくさんなので、
主人公たちの内面や、話の進み方を注意深く
見ていきたいです。
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