[おすすめ漫画] 日々ロック作者が描く、初心者と熟練のライブの楽しみ方「榎屋克優/高梨さんはライブに夢中 1巻」あらすじと感想

 

高梨さんはライブに夢中は、モーニングで連載の作品です。

作者は、実写映画化もされた日々ロックを描いた

榎屋克優先生です。

 

あらすじと登場人物

あらすじ

新人サラリーマンの坪坂亮平は、たまたま足を運んだライブで同僚の高梨さんとバッタリ遭遇する。
会社では物静かな彼女の正体は、なんと筋金入りのライブマニアだったのだ!
そんな彼女にひと目惚れした坪坂くんのアツくて危険(?)なライブ・ライフが始まる!

『日々ロック』の榎屋克優が贈る体感型音楽漫画、ここに開演!!!

登場人物

坪坂亮平・・・平凡なサラリーマン。今まで一度も行ったことがないが、

きっかけがあり、初めて行ったライブで、会社の同僚の高梨さんに遭遇し、

ライブの世界にのめり込んでいく。

高梨さん・・・会社では周りとはほとんど話さず、とっつきにくいが、ライブで豹変。

ロックもヘビメタもアイドルも何でもいけるオールラウンダー。

 

 

   観客が主人公

音楽漫画でヒットしている作品はいくつかあります。

「BECK」や「BLUE GIANT」、最近だと「ロッキンユー!!!」などありますが、

そのほぼ全てが、演奏する側が主人公です。

この作品の同作者の「日々ロック」も同様で、やはり音楽漫画といえば、

音楽を奏でる人達を中心にしています。

ところが、この作品は同じ音楽漫画でありながら

 

聴く側が主人公なのです。演奏する側の描写はむしろかなり少ないです。

これは作品の中でのシーン含め、音楽漫画では意外と珍しいパターンです。

そして、毎話、主人公のライブ素人な坪坂が、初めてのライブで、

熟練である高梨さんの、観戦の仕方に驚きながらも

ライブの楽しさを体感していくスタイルです。

それも1話完結で、話ごとに、別のジャンルのアーティスト、ライブに

参加していくので、1つ1つを切り取っても読みやすいです。

 

王道ロックから、ヘビメタ、野外フェス、更にはアイドルまで、それぞれ

ライブの雰囲気もファン層も違うライブを見ていくので、行ったことがない

人でも、「そういう感じなんだー」と楽しめるし、行ってる人は、

「あるある」と楽しめます。

 

 

 まとめ

まず、自分はライブ経験者目線ですが、とにかく、あるあるで面白いです。

初フェスにおけるサークルモッシュの衝撃は、主人公に大共感しました。

 

 

それ以外にも、少なくとも自分の経験では、それぞれのジャンルの

ライブの特徴はは掴んでると思います。

普通ならライブ慣れしていくと、ジャンル変わっても、ある程度対応していくものですが、

主人公は、毎度何故か感覚がほとんどリセットされてしまいます(笑)

 

そのため、毎度初参戦の感覚の主人公目線が味わえるので、

そのジャンルのライブに興味ある人には、

入門書としても差し支えない内容だと思います。

 

2巻以降も、このスタイル中心に描かれていくと思うので、

ライブ好きな人、行きたいジャンルのライブが、まだ1巻で出てきてない人は

引き続き追っていくべき作品だと思います。

 

毎度最後に、そのライブの素晴らしさを体感出来た

主人公と高梨さんのハイライトの1枚画が出てきますが、

これは日々ロックの先生だからこそ描ける、迫力あるリアルな

画に、ライブの楽しさが詰め込まれているので、これもこの作品の

大きな魅力です。

 

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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