[ネタバレあり] レゴシがあの男と遂に遭遇。新展開と再会の回「BEASTARS ビースターズ 14巻」感想

 あらすじ

前巻の最期に現ビースターのヤフヤ

から手紙をもらったレゴシ。

祖父のかつての相棒と遂に出会います。

初対面ではありますが、レゴシは

すでに彼の名前をある場所で見た

ことがありました。それは

裏市です。

裏市にはそこかしこに

彼への恨みを綴った落書きが

あり、レゴシはその時点ですでに

ヤフヤ=ビースターの推測を

していました。

レゴシは、警察庁の最上階という

誰にとっても大アウェーな場で

ヤフヤと会食。

その会話の中で、ヤフヤが捕まえた

肉食獣を自身のニンジン畑の肥料に

していたことが判明し、ヤフヤは

ゴーシャの自身への裏切りの結果が

レゴシであることを考えて、

ゴーシャへの怒りをレゴシに

ぶつけてしまいます。

そして肉食獣として生まれた

ことへの謝罪という、不条理

極まりない要求を飲ませようと

しますが、レゴシは謝罪しつつ

自分の牙を全部折るという、

衝撃的な行動を取ると、

ヤフヤに一撃反撃。

結局これ以上の騒動にはならず

レゴシはヤフヤの行為を正しつつ

謝罪し帰宅。

いったんは2人のいがみ合いは

終わりましたが、まだまだ

今後も続いていきそうです。

 

一方でレゴシと疎遠になって

いたハルちゃんは大学進学。

前回セブンと2人で帰ってる

レゴシを、彼女できた認定し

忘れようとするハルちゃん

ですが、大学の友達ウサギが

よりによって肉食獣の彼氏を

紹介。草食と肉食の恋愛が

どれだけ大変か身をもって

知ってるハルちゃんは思わず

2人に悪態。

軽い気持ちで肉食草食の壁を

超えたとか話してた2人は、

その後白昼堂々おっぱじめ

ようとするも、肉食本能に負けた

彼氏が彼女に重傷を負わせる

事件に。

これを見て自分もレゴシに

対しての踏ん切りをつけようと

するも、ある事に気付き走ります。

 

一方レゴシは、全部の歯を折って

完全無欠のフガフガ状態で

困った時のゴウヒン先生の元へ。

そこで義歯をもらい、院を出ます。

ヤフヤとの出会いでまた悩み始める

するとレゴシの耳に聞き慣れた声が。

「お誕生日おめでとう!」

それはハルちゃんで、彼女が

気づいたのは今日がレゴシの誕生日

だったことでした。

 

久しぶりに再会した2人は、

それぞれのその後の話をし、ここで

レゴシは自分に起きたことを包み

隠さず全て話します。

レゴシと本気で向き合うことを

決意したハルちゃんは、なんと

レゴシに裏市を案内することを

要求。

2人は裏市をまわり、更に

兎の肉を取り扱う店にも

寄ります。不思議と落ち着いて

いるハルちゃんは、今はレゴシと

一緒だから、と話し、彼にキスを

要求。

しかし、レゴシは「生活する金も

十分にない、将来の約束も出来ない

自分がそんな破廉恥な事は出来ない」

と、サヨナラ満塁デッドボールで

ゲームセット。ハルちゃんは当然

怒りますが、向き合うと決めたので

そのまま何事もせず2人は帰宅。

 

ところが、その現場はヤフヤの

部下が監視しており、部下は

ヤフヤに報告します。

 

「見つけましたよ

レゴシの最大の弱みを

 

 

 感想

ヤフヤとの対峙で堂々とした

態度と行動で動揺させたかと

思いきや、ゴウヒンとハルちゃん

の前では

地獄みたいにめんどくさいヤツ

を発揮したレゴシ。

特にキス未遂のシーンは酷い

ですね笑。キス待ちのハルちゃんに

急に謎の数字を喋りだしたかと

思えば、それは現在の全財産。

ドン引き過ぎます。

テレビで紹介できそうな

レベルです。

色んなことが起きすぎて

アンバランスに成長してる

レゴシのギャップが一度に

楽しめる巻だったと思います。

 

それから本編とは若干ずれるので

あらすじに書かなかったんですが

イヌ科の701号室組のエピソード

がめちゃめちゃ好きです。

ビーストライクという施設の

存在自体も面白いですが、

イヌ丸出しな6人が可愛い。

ここ最近のBEASTARSの話で

1番笑ったと思います。

オチもしっかりついてて

123話はかなりのお気に入り

エピソードになりました。

 

 

 今後の展開

今巻最期のエピソードで

新しいキャラクターが

登場しました。

ヒョウとガゼルのハーフ

であるメロン

自分のことを「愛の失敗作」

と言ってるほどだから

出生の経緯なども今後語られ

そうです。

そういえば今までいませんでしね。

どうやらハーフは両方の特徴が

身体的特徴となって出るようで

見た目や本能にも影響が出ています。

ヤフヤが彼を捕まえそこねたことで

レゴシも確実に巻き込まれていく

ことでしょう。

そのれにしてもヒョウとガゼルって

同じ生息地域の弱肉強食関係が

交配って凄い話です。

 

それからゴーシャとレゴシへの

怒りがおさまらないヤフヤも、

彼らがやたら達観して接して

くるせいで余計ヒートアップ

してる感がありますが、最終的には

理解し合うと思ってます。

ただ心配なのは、その過程で

確実にハルちゃんがピーチ姫

状態になりそうなところです。

すでに1回シシ組にさらわれて

ますし、今後もまたあるでしょう。

でもありがちなヒロインとは

違うヒロイン像を持ってる彼女には

最後には幸せになってもらいたい

ので、レゴシには頑張ってもらいたい

ところです。

 

肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇!!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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