[ネタバレあり] 他校同士の対戦!青森が使ったのは今年の試合のクラブのあの戦術!「アオアシ 22巻」感想

 

青森星蘭VS船橋学院

今回のメインは、試合観戦!

エスペリオンの試合ではなく、

ライバルの青森星蘭VS船橋学院。

船橋は対戦済みで、青森は前巻で

ガッツリ紹介されていました。

 

最後に対戦するのが星蘭なので、

まぁ星蘭が勝利するだろうとは

予想していましたが、最終的に

スコアは3-1。予想より差が

つく試合になりました。

 

最近は、バイエルンの5レーンの

ように具体的クラブ名をあげての

導入が増えてきていましたが、

この試合も開始前からわかりやすく

両チームを例える場面が。

 

船橋→リヴァプール

青森→クロアチア代表

 

クロアチアはロシアW杯で準優勝した

時のやつですね。

その中で特に分かりやすかったのが

北野=モドリッチという表現です。

 

モドリッチなんて代表的な俯瞰持ちと

思える選手ですし、運動量豊富で技術も

めちゃめちゃ高い、正に前巻とこの巻で

描かれている北野がそれです。

 

実際試合に入ると、青森はリヴァプールに

対してワトフォード大作戦。船橋が変えて

きたら今度はこっちが戦術リヴァプールに

変えるというレベルが高すぎる対応をして

きました。

 

この流れで凄いなと感じたのは、北野でも

監督でもなく、小林先生です。

ちゃんとセリフの中にも入ってますけど、

今年の3月の出来事ですからね。

本誌で連載された時期を考えると、

物凄く直近の出来事が漫画内に反映

されているのが分かります。

 

5レーンなどは言っても5年以上前の

ものですが、数ヶ月前にあったものを

漫画に取り入れるスピードは素晴らしい

です。

 

前巻からの付け加えで更に成宮監督の

指導法が出てきますが、勝利への執念が

半端ないです。やることが決まったら、

1人ひとりに、プレーを止めて徹底的に

戦術を叩き込む。

更に更に、その精度を高めるための

データを取るために

自腹で最新器具を購入。

これで最新の戦術を導入・実行してるの

だから今のところスキが一つも見つかり

ません。

 

 

エスペリオンは・・

このスキが見当たらない試合を

会場で直接見た選手たちは、朝利の

ように心が折れる子はいたものの、

ほとんどが奮い立ちました。

 

阿久津も初めてキャプテンらしい

言葉を怪我明けの主力3人に伝えたりと

頼もしくなってきています。

しかも、青井が彼を探していたら、

阿久津も探していてお互い見つからない

という、まさかのシンクロ。

最期の仕上げに向かいました。

 

最強の相手に対して、今回は気持ちの

面の団結こそあったものの、具体的な

好材料は1つも出てきませんでした。

 

私も2巻かけて仕上げてきた最強青森の

画を覆すパターンが今のところ全く

イメージ出来ません。

 

だからこそ、青井と阿久津の”最後の仕上げ”

これがかなりカギになってくると思うので、

青森の試合スタート時の出方、おそらく序盤、

あるいは中盤くらいまでエスペリオンは劣勢が

続くと思うので、次巻は我慢の巻になると予想

しますが、2人のキーマンがどう打開するか、

非常に楽しみな状況です。

 

 

その他

 

この作品、闘志がみなぎったり、

感情がたかぶったりしてると、

体からオーラみたいなのが発現

するのが基本パターンなのですが、

今回は青森の成宮監督が誰よりも

オーラ出っぱなしなのが良いですね。

見た目のダンディーさも相まって、

北野よりも目立ってるので次回も

オーラの迸りっぷりに期待です。

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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