[ネタバレあり] 常人避難警報、どんどん集まるファブルでインフレ状態 「ザ・ファブル 第17巻」あらすじと感想

 

 中国のファブル

前巻で、ファブルの名に恥じぬ力を見せつけた「ユーカリ」に

続いて二人目が到着。ユーカリ曰く、自分より強いそうですが、

今回は、その実力はほぼ全く見せませんでした。

名前はまた山岡が植物縛りでつけて「アザミ」だそうです。

 

ユーカリもそうですが、この男も普通に受け答えも出来て

まともに会話が出来ているのが意外でした。

あとから出てくる強キャラって、上のものが

押さえつけてなんとかコントロールってイメージ

でしたが、二人共佐藤寄りな感じ。

ヨウコみたいに感情豊かな感じはないです。

 

山岡たちは、事が動き出すまではオモチャで、

遊ぶとか言いながら半グレの二人組を

連れてきますが、前巻では少し可哀想かと

思いきや、しっかりクズっぷりを曝け出し

ちゃってました。

 

山岡の言う

「悪さばっかしてると、本物の悪にぶち当たる」

というような言葉に説得力ありすぎます。

 

 

 ヨウコの過去

 

ヨウコの両親は、山岡に殺されたという事が

明らかになりますが、やっぱりヨウコは他の

連中と違って人間的ですね。

 

山岡に対して復讐を決意しますが、

佐藤と同レベルと思われるユーカリでも

そう簡単に手が出せないレベルの山岡ですから

全く歯が立たずでした。

 

それでも、オモチャコンビ相手には

圧倒的な力の差を見せつけるのだから、

彼女も決して弱くはないんですけどね。

 

娘を人質状態に取られながら、

馬鹿じゃないマツも、自分が殺される

ことを悟って、山岡に復讐したいヨウコ

と利害が一致して、

奇襲計画を佐藤抜きで進めますが、果たして。

 

 

 まとめ

 

ファブルが2人追加されたことで、

今回は当事者のレベルが大幅にアップしました。

 

前回の事件では、佐藤だけ異次元で、なんとか

相手とそんな大差がなかったヨウコも

そしてマツも、一般人と比べたらかなり

強いはずなのですが、その上が同時に4人も

いるせいでかなり格落ちしています。

 

あとこの人達ほとんど感情がないから、

会話も展開も淡々としていて不気味。

これまでは佐藤だけが、その世界の住人

って感じだったので、3人ともその世界

だと恐ろしいです。

 

しかし単独で動いてる時点でもう、

ですが、ヨウコがかなり心配です。

今のままの流れだとかなりの確率で

 

死にそうです。

 

佐藤に何も言わずに、1人で家を出るのですが、

一度は伝えようとしたのに、

思いとどまるシーンが切ないです。

 

似たような構図で、海老原は自分の

命が狙われているにもかかわらず、

佐藤からの手伝う提案を固辞して、

ヨウコを気遣えって言うシーンが

たまらないです。

この3人の関係性とても好きなので

全員死なないでほしいです。

 

あと、社長がミサキをひたすら

観察してるシーン、一見すると

ただの変態ですが、内心は全力で2人の

恋を応援してるのが良いです。

クリスマス回から評価が上がりっぱなしです。

 

次巻は遂にファブル同士の戦いが勃発しそうな

煽り、今までで一番ハイレベルなバトル回に

なるかもしれないので、その点は楽しみですが

やはりヨウコや海老原の生死が気になります。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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