[ネタバレあり] 劇場型チームの最終到達系はこれだ!「ハリガネサービスACE 5巻」あらすじと感想

あらすじ

 

前の巻からのラブコメ展開、羽柴ちゃんと

仲良くしているところに嫉妬しているのか

因縁をつけてくる鴫澤さん。

それを下平がかばったこともあり、飛び出そう

とすると中東系の男にぶつかり、その場で

 

プロポーズされます。

 

鴫澤さんは相手にせず立ち去ろうとしますが、

 

馬で追いかけられます。

 

なんだこれ、選手が馬に乗って登場する

スポーツ漫画なんて見たことな・・

 

 

ありました。

 

なんやかんやでちゃんとバレーボール

やってたのが、こっちの世界に行くのか?

と不安に陥る読者をよそに、

下平のために気を引き締め直す羽柴ちゃん。

いったんラブコメは封印でしょうか。

 

戻った豊瀬勢は、そこで先程馬に乗ってた男が

次の対戦相手の松本修学館の選手と判明。

どうやらプロポーズ被害は、これまでの対戦相手でも

起きていたようで、ことごとく対戦校のマネージャーは

この男に堕ちていたようです。

 

そして試合直前になると、修学館はチラシを配り始め

伝統音楽を鳴らし、ピエロが前に来て解説を始め、

演舞が始まりとやりたい放題。

どうもこの学校は、生徒の7割が演劇部という

特殊過ぎる学校のようで、バレーボールの部員も

ほとんどが演劇部との兼部。バレーにも演技を

取り入れているようで、劇的な展開になることが

多いそうです。

サッカーとかでもあまりに出来すぎたドラマチックな

展開になると、○○劇場などと呼ばれたりしますが、

修学館は本当の意味での劇場型チームですね。

 

しかしどう考えてもマナー違反なのに、審判も

運営も何かを渡されているのか分かりませんが

全く出てきません。

 

そうこうしていると主役のアミル王子が登場。

本格的に演劇が始まります。

更に相手監督もノリノリで王様役で登場。

わけのわからな雰囲気のまま試合がスタート

しますが、雰囲気に飲まれ、トリッキーな

戦い方に豊瀬は続けて失点。

 

金田や下平の活躍で逆転しますが、また

追いつかれ今度は家守に託します。

 

しかしこれも通用したのは最初だけで、

徐々に翻弄されるようになります。

主導権をなかなか握れないまま

次の巻へ・・。

 

 

感想

 

急にぶっ飛んだチームが出てきて

びっくりしました。

てっきり着物っ子の伏線を成宮が回収する

ように活躍する展開、そしてあっさり試合が

終わるものと予想したのですが・・。

 

羽柴ちゃんとくっつきそうな感じがしてきた

下平に対して、鴫澤さんは大船とフラグが

立ったので、この試合は彼の活躍で終わる

のかも知れません。

その展開はその展開で悪くないと思います。

 

修学館が頭おかしすぎて、ちょっとついて

いけない状態ですが、ハリガネはどの

対戦相手も上手くフォローを入れていくので、

おそらく演技をやめた王子達が人間らしい

ところを見せてくれるはずだと思います。

 

周りと打ち解けられなかったけど、演技を

することで前に出られるようになったとか。

 

それと出てくるたびに思いますが、家守

みたいなキャラが主人公のチームのメンバー

として活躍するのはハリガネサービスの

魅力だと思います。自分を理解して

自らドロにまみれるキャラ、好きです。

 

あとなんやかんやで、ハリガネサービスって

前回の松山科学のように、対戦する相手の

個々の選手はそこまで魅力なくても、団体と

しての個性が強い相手が出てくるのは良いな

と思いました。今回のはだいぶ振り切れていて

エスカレートしていかないかは少し心配ですが、

チームごとの個性はハリガネサービスならではの

味だと思います。

 

 

 

下平たち豊瀬高校が駿天堂学院の10連覇を阻んだインターハイ東京予選決勝戦は、全ての黎明にすぎなかった…。さらなる猛者たちが集う全国の舞台へ、豊瀬高校が挑む新シリーズ!!

 

←4巻感想へ 6巻感想へ→

 

ハリガネサービス感想一覧

コメント

ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

りかるどをフォローする