[ネタバレあり] 梁山監督の言葉が強める、つくしが主役である意味「DAYS 36巻」あらすじと感想

あらすじ

 

前回からの続きで、

300話以上も走ってきて遂に

出たつくしの公式戦初ゴールに、

味方の応援だけでなく、かつての

対戦相手たちも大盛りあがりします。

 

そしてつくしのゴールで聖蹟は一気に

勢いに乗っていきますが、矢先に成神が

出場志願し、前半から早くも登場。

もともと成神用のシフトを想定していた

聖蹟は、臼井をマンツーマンで成神に

マークさせ、他はつくしと水樹が下がって

カバーする超守備的布陣に変更します。

 

成神自体は臼井がなんとか抑えますが、

臼井がいない守備陣相手に桜高の1年が

奮起。守備のリーダーが成神に忙殺され

ているため、試合は桜高ペースになります。

 

しかし最後にもう一度流れを変えたのは

なんと鈴木と佐藤!

普段は目立たない2人が、攻守に奮闘

したおかげで、決定機を迎えますが、

最後に防がれて、つくしが追った所で

終了

 

 

感想

 

今回でつくしの第一章が終わった

そんな気がする巻でした。

最初は何も持ってなかったつくしが

1つずつスキルを身につけていって

その後はシュートが決まらないことに

四苦八苦して、ほとんどの事が身に

ついていく中でゴールだけがずっと

決められなかったのが、この試合で

ようやく決まった。

加藤おじさんが「こんなに祝福される

ゴールも珍しぃ」と言いつつ納得して

いたり、生方が「あいつがゴールを決めて

心が動かない人間なんていませんよ」と

言ってたのが100%そのとおりで、

ある意味でDAYSという作品の中で、

明確に柄本つくしが成長したという

具体的な「結果」が出た場面です。

 

そしてその流れの中で、梁山の水口が

 

「柄本くんの得点は全ての

凡人に勇気を与えてくれるわ」

 

と話しますが、これこそがDAYSの

アイデンティティーの1つだと思いますし

血筋も才能も全くないつくしだからこそ

得られる賞賛の言葉だと思います。

これでつくしの第一章が終わり、この後の

時間は1人前の選手としての第二章が

始まっています。

 

他に目を向けると、鈴木佐藤がここで

フィーチャーされるとは思いませんでした。

特に、ある程度そのまま彼らしい取り上げ

られ方だった鈴木と違い、佐藤には次期主将

という未来の話まで入ってきました。

結局この巻では結果を残すことが出来なくて

残念でしたが、次巻以降にまた見せ場は

出して欲しいところです。

 

臼井の監督とのエピソードもそうですが、

この作品は本当に個人エピソードの引き出しが

全然尽きません。そろそろ出尽くしたから

今後の活躍は無くなるかな、と思ったキャラが

また別の絡みで再び中心になったりなので、

展開の予想も出来ません。

 

 

その他

 

次回は、まだ全然活躍してない成神が

間違いなく本領発揮をしてくるでしょう。

見せ場なく終わるタマでは無いので。

彼を中心に次回はまわって、おそらく

同点で前半を終えると予想してるので、

試合はまだまだ続きそうです。

 

それから32巻から続いてるPK戦風の

表紙。いよいよ選手も残り少なくなって

きて、ラストキッカーは水樹では無い事が

決まりました。そして

まだつくしの姿がありませんね。

表紙の行方も楽しみです。

 

少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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