[おすすめ漫画] 最果て図書館3つのおすすめポイント「原:冬月いろり 画:三登いつき/ 鏡のむこうの最果て図書館」作品紹介と感想

作品・作者に関して

タイトル:鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王

掲載雑誌:月刊コミックアライブ (2019- )

作者:原作:冬月いろり 作画:三登いつき キャラ案:Namie

あらすじ

人知れず世界を守った人々の、どこまでも優しい王道ファンタジー。

記憶を失った最果て図書館の館長・ウォレス、無口なメイド・リィリ、そして鏡のむこうの可憐な少女・ルチア。これは、魔王の脅威が迫る世界で、勇者と魔王の決戦を陰で支えた人々の《誰にも語り継がれないお伽噺》。

冬月いろり先生は、本作で電撃小説大賞の銀賞を

受賞し、2020年1月現在も原作は続いています。

そして、本作はその作品のコミカライズです。

 

三登いつき先生は、本作の原作のNamie先生同様、

主に小説版のイラストを中心に描いてこられた方で

イラストレーターとして数々の実績を積みあげて

来られた方です。

 

おすすめポイント

・完璧な世界観
・作品とマッチした画
・秀逸なストーリー

完璧な世界観

まず、なんと言ってもこの作品の素晴らしいところは、その世界観です。

勇者や魔王が存在するRPG的な世界ですが、

主人公は最果ての図書館と呼ばれる、世界中の

本が集まる施設の館長ウォレスです。

彼が、図書館の倉庫内にあった鏡を見つけ、

そこに映り込んでいた少女を見つけた所から

物語は始まっていきます。

 

 

そして同時に、館長と少女、この2人が接触

したことによって、もう1つ動き出す物語が

あるという仕掛けも含んだ世界設定なのです。

 

 

作品とマッチした画

表紙だけを見ても分かる通り、作画を

されている三登先生は画が抜群に上手い。

しかも、ファンタジーの中でも幻想的な

雰囲気のあるこの最果ての図書館の

イメージとマッチしています。

 

 

1つ1つのシーンは丁寧に綺麗に描かれ

ていますし、戦闘シーンもちゃんと迫力と

緊迫感が伝わってくる画になっています。

 

というか特定の1シーンを切り取って

1つの絵としても見ていられるほどの

力があると思います。

 

 

秀逸なストーリー

そしてストーリーですが、そもそも

ウォレスは何故自分が図書館の館長を

しているかも知らず、それを知ろうにも

図書館には自分以外には、謎のメイドと

 

そこに本を届けるために作られたという

魔物たちしかいません。

 

そして、鏡が何故少女のいる場所と

つながったのか?この図書館が存在する

本当の意味は?

と謎が、今後の展開への渇望を湧き立てる

には十分なほどに多いです。

 

鏡の中の少女とのやり取りが進むにつれ、

見えてくることと新たにわいてくる謎も

あるので、王道ファンタジーとして完璧な

作りになっています。

 

 

 

1巻感想・まとめ

まだ1巻だけですが完璧ですね。

王道ファンタジー作品でこれほど

湧き上がったのは、図書館の大魔術師

以来です。まさかの図書館繋がりですが。

 

キャラクターも魅力的で、特に鏡の中の

少女は、抜けているところがありながら

健気で、ウォレスとの相性も良いし、

他に数人出てくるキャラクター達も、

登場は短いながら個性が出ています。

 

分かることが増えていく度に面白くなって

いきそうな要素ばっかりですし、予告も

引き方が上手いです。

 

これは傑作ファンタジーの予感です。

 

 

人知れず世界を守った人々の、どこまでも優しい王道ファンタジー。記憶を失った最果て図書館の館長・ウォレス、無口なメイド・リィリ、そして鏡のむこうの可憐な少女・ルチア。これは、魔王の脅威が迫る世界で、勇者と魔王の決戦を陰で支えた人々の《誰にも語り継がれないお伽噺》。

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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