[おすすめ漫画] 家族を守るため・・緊迫の駆引きが面白い!マイホームヒーロー3つのおすすめポイント「原:山川直輝 画:朝基まさし / マイホームヒーロー 」作品紹介と感想

作品・作者に関して

タイトル:マイホームヒーロー

掲載雑誌:週刊ヤングマガジン (2017- )

作者:原作:山川直輝 作画:朝基まさし

代表作 山川→100万の命の上に俺は立っている (2016- )

            朝基→サイコメトラーEIJI (1996-2000)

                   →クニミツの政 (2001-2005)

あらすじ

頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

山川先生は、同時に連載中の作品では、

異世界を舞台に描いており、幅広い

ジャンルの作品の原作をされています。

山川先生の本作を書いた経緯などは

コミスペのインタビュー

分かりやすいです。

 

朝基先生は、安童先生と組む事が多く、

数々のドラマ化作品を輩出してきました。

 

本作は両者の初タッグ作品ですが、

すでに複数の賞にノミネートされている等

朝基先生の過去作のようにドラマ化が

間違いなくされる作品です。

 

おすすめポイント

・主人公は犯人!
・緊迫の駆け引き
・飛び出す様々な手口

主人公は犯人!

本作の主人公はただの会社員です。

しかし娘が半グレの構成員と

付き合ったことがきっかけで、

ピンチから娘を守るために

その男を殺害することになります。

犯人を探すでもなければ、冤罪

でもなく、主人公が間違いなく

殺人を犯しているのです。

 

そんな主人公鳥栖哲雄が、家族を

半グレ組織から守るために、

自身が過去に推理小説を書いて

いた経験を踏まえて、完全犯罪を

達成させようとする

のがこの作品のメインです。

 

 

緊迫の駆け引き

哲雄は犯罪を隠し、自身も関わって

ないアリバイ作りをするため、

様々な工作や行動をします。

 

しかし半グレ組織側にも勘の鋭い

メンバーがいて、彼らは警察では

無いので正当な方法では追求して

きません。何度もピンチに陥り、

死の淵に追いやられる場面に

遭遇しながら、家族のためにと

何とか切り抜けていきます。

 

飛び出す様々な手口

半グレとの駆け引きの中で、

哲雄が時には体を張って、様々な

手段に打って出るのですが、この

中身がとてもおもしろいです。

両陣営ともに頭が切れるので、

非常にハイレベルなバトルへと

発展していきます。

 

 

1巻感想・まとめ

画を見て、サイコメトラーEIJIや

シバトラを連想しましたが、

この作品はそれらとは似て非なる

作品でした。

なんでこんなに賢いの?と不思議に

なるほど、哲雄たちを追い詰めて

いく半グレ達とのハラハラな戦いも

そうですが、この作品の1番の肝は

「主人公が犯人である」という

ところにあると思います。

どういうことかというと、前述した

ように普通の作品であれば、主人公は

ぬれぎぬを着せられていたり、追う側

なので、最終的にはハッピーエンドに

なるだろう、という予測が頭のどこかに

あるはずです。

ところが、マイホームヒーロー哲雄は、

経緯は何であれ法を破った犯罪者です。

つまりどこで完全犯罪が失敗しても

半グレたちに殺されようが捕まっても

おかしくない立場なのです。

 

そういう意味で、どういう終わり方も

ありうるところが結末を予測できない

という、ストーリーにプラスされた

面白さに繋がっています。

 

鳥栖哲雄がどういうラストを迎えるか

ドキドキしながら見れる作品です。

 

 

頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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