[ネタバレ] 酒に果実にポーションに、今回はまるごと貿易回「伏瀬(原作)、川上泰樹(画)/転生したらスライムだった件 9巻」あらすじと感想

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前の巻では、サメを引き連れた大ボスとの戦いをミリムの活躍などで

撃退し、獣王国との不可侵契約を結び、更にテンペスト国との

交易も開始させそうな情勢。そんな中、リムルは長らく続いた

国家事業を離れ、旅に出ることを検討し始めていました。

 

 獣王国の三獣士

 

獣王国との正式な国交のため、ベニマル達が使節団として獣王国へと向かいます。

入れ替わりに、獣王国からはカリオン配下の"三獣士"の一人、アルビスとその部下が到着。

実質、獣王国のナンバー2の実力者の一人って感じですかね。

本人はいたって冷静な雰囲気ですが、部下はどうやら好戦的。

キャラと風貌的にH☓Hの、キルアの父ちゃんに瞬殺されたキメラアントを

思わせますが、

シオンとバトル開始。もう一人もヨウムとバトル開始。

 

 

と思いきやあっという間に終了。どうやらこの国を試していたようです。

晴れて獣王国側に認められたテンペスト国は、送っていた使節団も後に帰宅し、

友好的な関係の第一歩を踏み出すこととなりました。

具体的には、獣王国の潤沢で高品質な果実類を輸出する代わりに、テンペスト側からは

その果実で作った酒類を輸入したいという話。

魔王の国と対等な貿易って凄い話。

 

 

 ドワルゴンとの友好宣言

そこから間髪入れず、今度は前巻のカリュブディスとの戦闘に関しての説明を

するため、リムルたちはガゼル王の待つドワルゴンへ。

 

着いたは良いものの、王宮のマナーとか全く分からないリムルは、元姫の

シュナに頼りっぱなし。結果

ダメ出し。

 

兄弟子なのもあって、この世界でリムルに対して、上から接するのって現状

ガゼル王ただ1人だから、貴重な存在ですよね。

 

このあとも、友好宣言時の演説をしたら

 

 

容赦ない。

 

でもリムル自身がそれを受け入れているし、感謝してるってのが

いい関係が築けてるのが分かって微笑ましいです。

 

そして最後には、ドワルゴンといえば、のあの店。

今回は、牢屋で宙吊りのままフィニッシュしたゴブタも参戦。

しかし、前回デレデレだったリムルは、今回は自国産の酒の市場調査の依頼!

為政者として成長していますね。

 

しかし、夜遊びがシュナにバレてしまい、

平謝りするも、罰を与えられてしまいます。

為政者としてダメダメですね。

 

その後、国に戻ったリムルは、ポーションの販路拡大も名目の一つに、

夢で見た子どもたちを探す旅に出ていくのでした。

 

 

 まとめ

前回までバトルや内政が多くなっていましたが、今回は完全に外交回でした。

 

ドワーフ国とはポーションの貿易、獣王国とは、果実と果実酒の貿易。

国が拡大していくに連れて、更に箱庭要素が強まっています。

 

箱庭ゲーが大好きな自分には願ってもない展開ですが、次巻以降は久々に冒険中心に

なっていきそうです。バトルもまた増えるのかな?

 

ドワルゴン勢はほとんど姿同じだし、ヨウムとか人間もちょくちょくテンペスト国側に

いるので、あまり物珍しい感じはしないですが、人間の国への本格進出をすることが

どういう影響を及ぼすのか、トラブルが起きるのか。基本優しい世界ですが、

どうなるかあまり読めませんね。魔王の国と貿易してるところと、まともには

交易してくれないでしょうし(笑)

 

そして、最後のリムルの心の声も気になります。この物語の結末にも

関係する伏線になるのでしょうか。次巻ではまだ語られないでしょうが、

今後が楽しみです。

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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