[おすすめ漫画] 目が覚めたら完璧人間な殺人鬼の体に!?「神崎裕也 / チェンジザワールド-今日から殺人鬼- 1巻」作品紹介と感想

作品・作者に関して

 

チェンジ・ザ・ワールドは、月刊コミック

バンチで連載の作品です。

作者の神崎裕也先生は、ウロボロスや

不能犯の作画など、実写化もされた

大ヒット作品を複数手掛けていて、

今作も挙げた2作品と

同じくクライム・サスペンス作品と

なっています。

 

 

 

 

入れ替わるのは対極の2人

 

この作品、タイトルや雰囲気からは

分かりづらいですが、実のところ

入れ替わりモノです。

つまり君の名は秘密と同じですね。

 

ただそこは神埼先生の作品なので、

雰囲気は全く違っていて、具体的には

バンバン人が死にます。

そして結構ヤバめな描写もあったり

します。

正直間違いなくまた実写化出来るような

作品だとは思いますが、この規制確実な

描写をどうするかによって変わってくる

かなと予想します。多分映画ですかね。

 

そして入れ替わる対象は男女でも親子でも

同級生でもなく、

人生負け組  勝ち組です。

主人公である斎藤唯一(ユイチ)は、

見た目も能力も全部ダメダメな男です。

駄目すぎて人生に絶望して自殺しよう

とするところで巻き込まれるのですが、

 

 

 

もうひとり、光宗朔太郎は頭脳明晰

容姿端麗、運動神経抜群で警察のエリート

と完璧な人間です。女性にもモテモテ、

上司の信頼も厚く何の不自由もない立場。

 

 

 

普通ならこれでダメ人間から完璧人間の

最高の入れ替わりで何の文句もない展開ですが

この男にはどうしようもないとんでもない

秘密があり、それによってユイチの歯車が

どんどん狂っていくこととなります。

 

サブタイトルで大体分かると

思いますが。

 

 

2者同時進行ストーリー

 

入れ替わる2人の設定の次に、

この作品が面白いポイントは、

入れ替わった2人のストーリーが

同時に進んでいくところです。

 

ユイチは光宗を何とかして止めたいと

考えますが、まず光宗の秘密を

守りながら過ごさないといけないし、

そもそも止めるすべを知らず右往左往

 

逆に光宗は入れ替わっても全くブレる

ことなく変わらず元からやっていたことを

繰り返しています。

 

そんな対称的な2人の両方の視点で

話が進んでいき、

やってることは全く重ならないのに

お互いがお互いの体でいるせいで

重なってくる部分で交わるタイミング

で一気に盛り上がる。

 

そういう絶妙な進行でストーリーの

抑揚が付けられています。

 

身体は完璧だけど中身はポンコツ

頭脳は完璧だけど身体がポンコツ

 

その2つの物語が上手く噛み合って

いる作品です。

 

 

感想・まとめ

 

設定だけでもう勝利している

ような作品ですが、2人以外の

登場人物もいい感じで、特に

ユイチに付く人達は、ユイチの

ダメダメさを補完し、光宗が振り切れ

すぎている分、2人の差を埋める役割も

果たしています。

 

それから展開が早くてどんどん

新しい事実の発見や人物の登場、話の

進展があるので、ほぼほぼ息つく間もない

ですね。

良くも悪くもユイチが少しずつ変わってい

ってるところも今後の流れの上で楽しみな

要素です。これで光宗の方も変わっていったり

したら、それはそれで面白そうです。

 

詳しくは書きませんが、謎な部分も1巻で

たくさん出てくるので、今後少しずつ明らかに

されていくと思います。だから伏線や謎

ポイントは見逃さず確認していきたいところです。

 

自称・社会不適合者のダメ男斉藤唯一は、ひょんなことからエリート警察官・光宗朔太郎と身体が入れ替わってしまった!? 意識は元のままだが身体は別。このままエリート刑事の人生を謳歌できるかと思いきや…その身体にはある重大な秘密があって…!? 『ウロボロス』の神崎裕也が贈る、衝撃の本格サスペンス始動!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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