[ネタバレあり]5年前の仲間は今日の敵!レッズとの大一番「BE BLUES!~青になれ~ 34巻」あらすじと感想

 

 桜庭の成長が止まらない

33巻からの桜庭成長物語が、今回も止まりませんでした。

 

レノンと一条の連携を見て、

最初はいつも通り、「何で俺に出さないブーブー」だった桜庭も

一条の意図に気づき、

敵のマークを外してトラップ&ジャンピングボレー。

パス自体は狙いどおりでしょうが、

このアイデアは流石桜庭ですね。トラップしてそのまま足元におさめていたら

狩られた場面だったので、咄嗟の判断と技術は相変わらずです。

 

結局この試合はそのまま武蒼が勝利。

試合後の、真鍋の複雑な感情は良かったですね。

3年間、レッズユースで仲間としてやってても全く変わらなかった桜庭が、

自分と敵対した、たった1試合がきっかけで変わったという発言。

悔しさも実はあったのかもしれません。

 

その後のチーム練習の描写でも、一条へのアシストをしたり、

「試合でもやれよ」に「気が向いたらな」って言ってみたり、

「いい風だな」という一条の言葉に「悪かねえな」て言ったり、

プレーだけでなく、態度も変わりつつある様子。

 

これは着実にベジータコースを歩んでいますね。

 

 

 かつての盟友

一方で、大浦カップを控え、久々に立彦と会う一条たち。

陽キャな感じ以外、選手としてパッとしなかった

立彦が、今や代表常連。

立彦自身は、昔から変わらずに一条の力を

信じて疑わないので、上から目線になることもなく、

彼とチームメイトになることを

望んでいます。

しかし、立彦のチームメイトの10番三石は、

自分こそが立彦と一番連携が取れてる

みたいに思ってるようで、

あからさまに一条に嫉妬してます。

 

レッズユース戦を、かつてオファーをくれていた

レッズユース、そして立彦と自分との距離を

測るつもりの一条、そしてそのユースに入りながら

喧嘩別れした桜庭と、色々な因縁の

渦巻いた試合が、開幕したところで34巻は終了しました。

 

 

 まとめ

桜庭と一条の2大主人公制になりつつある今作ですが、

 

今回もそのとおりでした。

 

桜庭は、オフザボールをまるで必殺技のように

連呼している段階で、

レイアップシュートを覚えたての頃の

桜木花道と少しかぶりますね。

 

 

つまりは、まだまだ発展途上。

彼の物語はまだまだ継続しそうです。

 

桜庭を絶妙にコントロール出来ている

一条は一条で、立彦が自分より先をのぼってる夢を

見たり、意外と彼に対して焦りを感じてる様子。

ここ数巻は桜庭が中心だったこともあり、一条はかなり

精神的に安定していましたが、選抜の合宿でも挫折を

味わったり、まだまだ逆境をはねのけていないので、

苦闘する一条が出るかもしれません。

 

吉田麻也みたいなキャラの、レッズユースのCBが、次回桜庭と

一条を苦しめそうですが、立彦と一条、それぞれが

この試合でどういう結果を出すかは楽しみです。

 

個人的な予想としては、

ここでは差をつけられ、立彦と三石の連携も

見せつけられ敗北。桜庭は変わったことは

見せられるも及ばず、あるいは頭に血が上って

元通りに戻ってしまう。などあり、

別のタイミングでリベンジ、という展開かなと

思います。

まだ新生武蒼は、完成からは程遠そうですし、

今は勝つ時ではないかなと予想します。

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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